マルチクラウド時代のストレージの使い方【前編】

これから深刻になる「ストレージ」と「マルチクラウド」の問題とは?

企業が複数のインフラでストレージを稼働させることが当たり前となった今、これらのストレージを適切に管理するにはどうすればよいのか。Hitachi Vantaraの新製品と共にストレージ市場の動向を考えてみよう。

 ストレージベンダーのHitachi Vantaraは2023年10月に、新しいストレージ管理ソフトウェアの「Hitachi Virtual Storage Platform One」を発表した。これは、ストレージ市場のトレンドを浮き彫りにした製品だと言える。

 Hitachi Vantaraは、ユーザー企業のデータセンターやクラウドサービス、エッジなど、あらゆる場所に導入できるソフトウェア定義ストレージを提供することを方針に掲げる。さまざまなアプリケーションのインフラとして自社製品を利用可能にし、ユーザー企業のアプリケーションとデータのセキュリティ対策やデータ移行を簡略化することも目指している。その背景には何があるのか。

これからの当然と、ストレージに関する問題とは

 米TechTargetの調査部門Enterprise Strategy Group(ESG)がハイブリッドクラウド(オンプレミスインフラとクラウドサービスを併用すること)やマルチクラウド(複数のクラウドサービスを併用すること)についてユーザー企業に尋ねた調査では、以下の傾向が明らかになった。

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