RISE with SAPの現状と今後【後編】

SAPユーザーが選ぶ「第3のERP」とは? RISE with SAPの代替候補に

SAPは顧客企業に対して「RISE with SAP」によるクラウド移行を迫っている。だがSAPのERPパッケージの顧客企業は、一部では別の選択肢を検討している。顧客企業に求められている選択とは。

 「RISE with SAP」は、ERP(統合基幹業務システム)パッケージベンダーのSAPが2021年に発表したクラウド移行支援サービス群だ。同サービスは「SAP S/4HANA」など、SAPのオンプレミス型ERPパッケージ使っている顧客企業がクラウドサービス型ERP「SAP S/4HANA Cloud」にスムーズに移行できるよう支援することを目的としている。

 SAPはRISE with SAPを通じて、クラウド市場での競争力を強めようとさまざまな戦略を打ち立てている。一方で顧客企業は、RISE with SAPおよびSAP S/4HANA Cloudのコストや使い勝手に懸念を抱き、SAPの「クラウドオンリー」戦略に疑念の目を向けている。この対立する思惑の中で、顧客企業に求められている選択とは何か。

「RISE with SAP」を使わないなら“第3のERP”が選択肢に?

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