「匿名ブラウジング」のメリットと方法【第3回】
Cookieだけじゃない“Web行動が丸裸”になる「8大トラッキング技術」はこれだ
Webサイトを閲覧するときに、自身に関するさまざまな情報が収集されることを嫌うエンドユーザーは少なくないはずだ。それを可能にするトラッキングの技術には、どのようなものがあるのか。
Webサイトを閲覧すると、そのエンドユーザーの属性やインターネットでの行動は、目に見えない形でさまざまな情報として収集される。企業はその情報を、一人一人のエンドユーザーに最適化して広告に生かすことができる。エンドユーザーの情報を集める技術には、どのようなものがあるのか。一つはよく知られている「Cookie」だが、それだけではない。8つのトラッキング技術とは。
Cookieだけじゃない、エンドユーザーを“丸裸にする技術”はこれだ
併せて読みたいお薦め記事
連載:「匿名ブラウジング」のメリットと方法
Webブラウザについて知っておきたいこと
Webサイトの閲覧者の身元を特定したり、行動を追跡したりするための主要な技術として、以下がある。
Cookie
Cookieは、エンドエンドユーザーがWebサイトを訪問した際にそのデバイスのWebブラウザに記録される情報だ。Cookieには認証情報や閲覧履歴などの情報が保存され、エンドユーザーが次回同じWebサイトにアクセスした際にはそれらの再入力が不要になる。通販サイトでは、複数のWebページにわたってエンドユーザーの行動を追跡するためにCookieが使われることもある。
JavaScript
プログラミング言語「JavaScript」で記述されたプログラムを使うことで、Cookieよりも高度なトラッキングが可能になる。例えば、Webサイトにおけるエンドユーザーのクリックやフォーム送信といった操作を監視できる。
HTTPヘッダ
HTTPヘッダは、Webサイトをホストするサーバと、エンドユーザーのWebブラウザの間でデータを交換するための仕組みだ。HTTPヘッダにはエンドユーザーのIPアドレスやWebブラウザの種類、訪問したWebサイトなどの情報が含まれる。
デジタルフィンガープリンティング
デジタルフィンガープリンティングは、直訳すると「デジタル指紋の採取」という意味になる。デジタルフィンガープリンティングによって、ブラウザの設定やインストールされているプラグイン、OS、画面解像度、言語設定など、エンドユーザーのさまざまな情報が分かる。そのため、IPアドレスが隠されている場合でも、Webサイトを訪問したエンドユーザーを特定し、追跡できる。
サードパーティートラッカー
大半のWebサイトには、広告企業やサービスプロバイダーなどサードパーティー(第三者)のトラッカー(トラッキングスクリプト)が組み込まれている。これらのトラッカーは、Webサイトを訪問したエンドユーザーの行動について情報を収集する。エンドユーザーが同意していない形で情報が収集されるケースもある。
サーバサイドトラッキング
一部のWebサイトでは、エンドユーザーの行動や操作に関して収集した情報をサーバに保存し、プロファイル作成に使用している。これをサーバサイド(サーバ側での)トラッキングと呼ぶ。
クロスサイトトラッキング
クロスサイトトラッキングでは、広告を出稿する企業などの第三者がデジタルフィンガープリンティングを使い、複数のWebサイトを行き来するエンドユーザーの動きを追跡する。この情報によって企業はエンドユーザーの興味や嗜好を分析し、ターゲティング広告に利用する。
検索エンジン
検索エンジンはエンドユーザーの検索履歴を保存する。そのため、Googleをはじめとした検索エンジンの運用企業は、エンドユーザーの全ての検索履歴が分かる。
第4回は、匿名でブラウジングする方法を紹介する。
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
“攻撃者優位”なサイバーセキュリティ、全ての「穴」をふさぐ方法とは? -
製品資料
実際に悪用される脆弱性は4%前後 優先的に対処すべき脆弱性を把握するには? -
製品資料
HubSpotの機能を拡張する法人データ活用法 -
製品資料
面倒で非生産的な「名寄せ」作業 高精度&高効率に実施するには? -
製品資料
名刺管理には「その先」がある 成果のでない営業活動から脱却する秘訣
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
ISMSの“コンサル丸投げ”が招く数千万円の無駄 NTTドコモビジネスの脱出劇
-
2
「VMware離れ」は本当か 3000社がVCF 9にかじを切った現実的な理由
-
3
「Microsoft 365」が乗っ取られる 跡形もなくMFAを破る手口
-
4
マンガで解説:KSK2稼働で何が変わる? 税務調査の高度化に備えるデータ管理
-
5
IT製品の導入に関するアンケート「サーバ&ストレージ」編
-
6
Netflixのバックエンドは「ほぼJava」 3000超のアプリを支える開発基盤の裏側
-
7
脱VMwareに待った? AI基盤を掲げるBroadcomの思惑と情シスが直面する新コスト
-
8
「企業内サーバ環境の利用実態」に関するアンケート
-
9
「OSの選定・導入」に関するアンケート
-
10
「IoT通信環境の構築・運用」に関するアンケート
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AIエージェントで多様な日常業務を効率化するための入門ガイド
-
2
AIが「わざわざ使うツール」になっていない? 業務で自然に使う導線にする秘訣
-
3
財務・会計はAI活用でどう変わる? 調査で見えた変革の道筋
-
4
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
5
「脱Excel」か「Excel快適化」か? 現場にやさしい業務改善の進め方
-
6
「結局、一部の人しか使わない」 AI活用が業務に定着しない根本的な理由
-
7
コスト分析で見る「デバイス復旧」の代償 損失額から導きだされた投資戦略とは
-
8
Macの安全神話は崩壊? 最新の脅威動向から見えた攻撃のトレンドと有効な対策
-
9
ゼロトラストにおける「IDaaSの課題」と補完すべき重要機能とは?
-
10
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー