学び続ける習慣を持続させるコツは?
”年収600万円以上”高年収ITエンジニアの「成功するための時間術」を聞いた
高収入のITエンジニアは、どのように時間をコントロールし、自己投資しているのか。キッカケクリエイションの調査からは、年収アップに向けた時間の捻出方法が具体的な数値とともに明らかになった。
「スキルアップのための学習時間を確保したいが、日常業務に追われて難しい」――。こうした悩みを抱えるITエンジニアは少なくない。
一方、ITエンジニア向けライフスタイルメディア「KIKKAKE ITREND」を運営するキッカケクリエイションが実施した調査からは、激しい技術変化の中でキャリアアップと高年収を両立させているITエンジニアの「成功するための時間の使い方」が明らかになった。
7割以上が「年収アップ」のために時間を意識
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同調査は、2025年9月、年収600万円以上の高年収ITエンジニア400人に時間の使い方を尋ねたものだ。
「年収を上げるために、平日や休日の時間の使い方について意識していること」を尋ねたところ、「意識している」(41.5%)、「少し意識している」(30.8%)を合わせた72.3%の回答者が「年収向上のために時間の使い方を意識している」と回答した。
では、具体的にどのように意識して時間を使っているのか。同調査では、平日、休日に「最も長い時間を使っていること」を聞いた。
その結果、平日の1位は「新技術・スキルの学習(資格勉強、セミナー参加など)」(26.3%)。続いて「仕事の持ち帰り作業」(17.5%)、「副業・個人プロジェクト」(15.3%)が並んだ。
休日も、「新技術・スキルの学習」が23.3%で最多となり、「副業・個人プロジェクト」(16.5%)、「家族との時間」(13.8%)が続いた。平日、休日関係なく、高年収ITエンジニアは、学習や自己投資に充てる傾向があることが示された。
学習方法としては、「技術書・教材」が60.7%で最多となった他、「有料講座・セミナー」(49.6%)、「オンライン動画・記事」(45.2%)もあった。「OSS(オープンソースソフトウェア)への貢献」や「ブログの発信」「勉強会での登壇」など、“アウトプット型”の学習も一定数存在した。
「週10時間以上」学ぶ人が半数超
スキルアップのための学習時間については、「10~15時間未満」が20.8%、「15~20時間未満」が20.0%、「20時間以上」が10.3%だった。調査対象の約半数が、週10時間以上を学習に投資している計算になる。
ここで気になるのが、どのように時間を捻出しているかだ。時間管理の工夫を尋ねた質問では、「AIツールを業務・学習に活用」が40.3%で最多となった。「通知オフ・集中環境の確保」(34.5%)、「運動や健康習慣でパフォーマンス維持」(31.5%)、「タスク管理ツールの利用」(30.0%)もあった。
自由回答では、「休日は家事を終えたらワーキングスペースへ移動して作業する」「家事代行を利用する」「スマートフォンを見ない」「寝る時に寝る」といった、“集中環境を作る工夫”も挙がった。
年収アップに効果があった行動とは?
現在の年収に至るまでに効果的だった行動としては、「難易度の高い案件を志願した」が38.5%で最多だった。「自己学習の時間を増やした」(34.8%)、「成果や知識を外部に発信した」(31.8%)も上位となった。
自由回答では、「セミナーに参加した」「動画で学習した」「人脈を広げた」「朝早くから行動する」などの意見もあった。単に“長時間働く”のではなく、学習や挑戦、人とのつながりに時間を投資する傾向が見られた。
今回の調査からは、高年収エンジニアほど、AIツールなどを活用して時間を効率化しつつ、学習や難易度の高い業務に継続的に時間を投資している実態が浮かび上がった。生成AIやクラウド、AIエージェントなど技術変化が激しい中、単なる実務経験だけでなく、「学び続ける仕組み」を作れるかどうかが、キャリアや年収を左右する要因になりつつあるようだ。
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