知ったかぶりを防ぐIT英語

ベンダーの「蒸気のソフトウェア」を見抜け IT担当者が知っておくべき交渉術

IT業界で使われる「Vaporware」という言葉。直訳すると「蒸気のソフトウェア」になるこの言葉には、いつまでも実装されない幻の機能で乗り換えを防ごうとするベンダーへの皮肉が込められています。

 一見すると不思議に思われるIT分野の英単語。今回は、IT業界の歴史に深く根ざした英単語「Vaporware」をご紹介します。以下の英文は、企業のIT導入における理想と現実のギャップについて語ったものです。

英文

That gap between promise and deployment reality is the current face of enterprise vaporware.

直訳

約束と導入の現実とのギャップこそが、現在のエンタープライズ市場における蒸気のソフトウェアの姿なのです。

出典:Vaporware explained: What CIOs need to know

 直訳すると「蒸気(vapor)のソフトウェア(-ware)」となり、クラウド系の新しい用語と誤解してしまいそうです。しかし、文脈からすると少し不自然に聞こえます。

 実はこれ、IT業界特有の皮肉が込められた、ベンダーの甘い言葉にだまされないための重要なキーワードなのです。

1.正解と意味

 IT・開発現場でのVaporwareの実際の意味は、「大々的に発表・宣伝されたものの、いつまでたってもリリースされない(または実在しない)ソフトウェアやハードウェア」を指します。単なる開発の遅延にとどまらず、競合他社への顧客流出を防ぐために、あえて実現不可能な計画を立ち上げるマーケティング戦略(ハッタリ)を皮肉るネガティブなニュアンスを含んでいます。

2.語源と由来

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知ったかぶりを防ぐIT英語

海外IT記事に頻出するイディオムの「本当の意味」をご存じでしょうか。翻訳ツールの誤訳に騙されず、現場やベンダー交渉で直結する生きたIT英語とビジネスの教訓を分かりやすく解説します。

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