AIを踏み台にして認証情報を奪う手口

AIエージェントが自社を襲う 人間より危険な「非人間ID」の盲点

非人間アイデンティティー(NHI)とAIエージェントの普及によって、新たなセキュリティ脅威が生じている。AIエージェントのHTTPリクエスト機能を悪用した攻撃手法と、脅威の検出手法を解説する。

 クラウドインフラの運用自動化やAIエージェントの活用が進む中、APIキーやIAM(ID・アクセス管理)ロール、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)トークンといった「非人間アイデンティティー」(NHI)を扱う場面が登場している。NHIはパスワードを持たず、多要素認証を適用できないため、特権を持ったまま放置されるケースがあり、攻撃者の標的になりやすいという構造的な課題が存在している。

 セキュリティベンダーRUDRAでセキュリティエンジニアを務めるボディサトワ・ダス氏は、NHIを悪用した攻撃手法について警鐘を鳴らす。これに対しては、オープンソースSIEM(セキュリティ情報イベント管理)ツール「Wazuh」を活用した検出アプローチが有効だという。

 AIエージェントはどのようにして攻撃の踏み台にされるのか。最新の機械学習技術ではなく、あえてルールベースの検出手法を採用する合理的な理由とは何か。ダス氏の解説から読み解く。

AIエージェントを悪用したSSRF攻撃の仕組み

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