『【令和8年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者』出張版
【基本情報技術者試験】アクセス集中でサーバがダウン サービスを止める「DoS攻撃」とは
ITの基礎理論から経営・マネジメントまで幅広い知識が問われる国家資格「基本情報技術者試験」。IT担当者が直面しやすいテーマを取り上げ、図解を交えながら実践的な知識を解説します。今回は、技術的脅威のうち、迷惑メールやDoS攻撃などの脅威を中心に取り上げます。
「基本情報技術者試験」は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施し、経済産業省が認定する国家試験です。「ITエンジニアの登竜門」として知られていますが、ITの基礎だけではなく、プロジェクトマネジメントや経営戦略、関連法規、会計など、ITをビジネスに活用するための幅広い知識が問われるのが特徴です。そのため、エンジニアのみならず、企業のIT担当者やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に関わるビジネスパーソンにとっても、実務に直結する知識を体系的に学べる資格として重要視されています。
本記事はSBクリエイティブ刊『【令和8年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合格の教科書+出る順問題集』(高橋 京介 著)から、IT担当者が日々の業務で直面しやすい重要テーマをピックアップし、図解を交えながら解説します。今回は、技術的脅威のうち、迷惑メールやDoS攻撃などの脅威を中心に取り上げます。
その他の攻撃
技術的脅威にはたくさんの種類がありますが、ここでは基本情報技術者試験に出題される可能性が高い、その他の3つの攻撃を解説します。
スパム
スパム(Spam)とは、受信者の承諾なしに無差別に送付される電子メールのことです。
語源
スパム(Spam)は肉の缶詰のことです。イギリスのコメディ番組の中で、レストランにいた客が、他の客からスパムという言葉を連呼されて迷惑を受けたことから「たくさんの迷惑なもの=スパム」と呼ぶようになり、迷惑メールをスパムと呼ぶようになりました。
DoS攻撃
DoS(ドス)攻撃(Denial of Service Attack)とは、電子メールやWebサーバへの要求(Webリクエスト)などを大量に送りつけて、ネットワーク上のサービスを提供不能にすることです。
また、1つのコンピュータからではなく、複数のコンピュータから一斉にDoS攻撃を行うことをDDoS(ディードス)攻撃(Distributed Denial of Service Attack:分散DoS攻撃)といいます。DDoS攻撃ではボットネットと呼ばれる、多数の感染したボット(p.392)を使って攻撃を行います。これらのボットはC&Cサーバと呼ばれる中央サーバからの指示を受けて、ターゲットを一斉に攻撃します。C&Cサーバの役割は「どの対象を、いつ攻撃するか」といった具体的な命令をボットに送ることです。
語源
「Denial of Service」とは「サービス妨害」という意味です。
ディレクトリトラバーサル攻撃
ディレクトリトラバーサル攻撃(Directory Traversal Attack)とは、攻撃者がパス名を使ってファイルを指定し、管理者の意図していないファイルを不正に閲覧する手法です。
親ディレクトリを表す「..」などをつけてパスを指定することで、本来公開されていないディレクトリへのアクセスを試みます。
語源
Directory Traversalは、「ディレクトリ」(Directory)を「横断する」(Traversal)という意味です。
(3)物理的脅威
物理的脅威とは、ネットワークなどを使わない直接的な手段によって引き起こされる脅威です。
例としては、水害、落雷、地震、大気汚染、爆発、火災、侵入、盗難などがあります。なお、物理的脅威の事例はあまり出題されません。そのため、本書でも具体例は割愛します。
※この記事はSBクリエイティブ刊『【令和8年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合格の教科書+出る順問題集』から、アイティメディアが出版社の許可を得て一部加筆編集の上、転載したものです(無断転載禁止)。
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