DevOpsをしっかり学ぶなら【前編】
DevOpsを“サクッと”学べるオンライン講座5選
DevOpsに興味はあるものの、いざ業務に取り入れるとなった場合何から取り組めばいいのか。本稿は、DevOpsの知識から実践までをオンラインでサクッと学べる5講座を紹介する。
「DevOpsを学びたいが、何から手を付ければよいのか分からない」。こうした悩みは、情報システム部門や開発・運用に関わる担当者の間で広がっている。DevOpsは単なるツールや開発手法ではなく、組織文化や業務プロセスの変革まで含む概念であるため、学習の入り口を誤ると断片的な理解にとどまりやすい。
特に、クラウドやコンテナ、マイクロサービスといった技術要素が前提となる現在、DevOpsの習得は「どの領域から押さえるか」が成果を左右する。基礎概念から始めるべきか、それともKubernetesやDockerといった実装技術に触れるべきか、あるいはAWSやAzureなどクラウドに特化して学ぶべきか――判断に迷う場面は多い。
本稿では、こうした課題を抱える読者に向けて、DevOpsの基礎から実践、クラウド・コンテナ技術までを体系的に学べるオンライン講座5つを厳選して紹介する。
1.DevOps Foundation Exam Study Guide
併せて読みたいお薦め記事
DevOpsの関連記事
DevOps専門の学習コミュニティーDevOps Institute(DOI)が提供するコースで、DevOpsの概念や方法論を学ぶことができる。大規模公開オンライン研修を提供するPeopleCertのWebサイトから利用可能だ。ソフトウェア開発の知識があるとよいが、必須ではない。
2.DevOps Culture and Mindset
カリフォルニア大学デービス校(University of California, Davis)が提供するオンラインコース。DevOpsの基本概念、戦略構築やプロジェクトの進行、開発を加速させるためのポイントなどを学ぶことができる。受講は無料。修了証明を購入すれば、採点済みの課題や全ての教材にアクセスできる。受講者は中級レベルの実務経験があることが望ましい。大規模公開オンライン講座(MOOC)のcourseraで提供されている。
3.Introduction to DevOps and Site Reliability Engineering
アジャイル開発を通じてソフトウェアの開発は高速化する一方、デプロイメントや運用の時間を短縮するのは難しい。本講座は、開発者、運用者、マネジメント層向けに、DevOpsやSRE(Site Reliability Engineering)の原則・実践の情報を提供するものだ。
DevOpsの基本概念を理解した初~中級者で、特にLinux環境でのDevOpsについて学びたい人が対象だ。同講座は、MOOCを提供する団体edXと業界団体Linux Foundationの共同オンライン学習プラットフォームLinuxFoundationXで提供されている。
4.Kubernetes:Getting Started
コンテナオーケストレーションツール「Kubernetes」の基礎から本番環境の構築までを4時間で学べる講座だ。DevOpsエンジニア、開発者、管理者、Kubernetesの初学者が対象。
ただし、「YAML」(YAML Ain't Markup Language)といった「データシリアライズ言語」やLinuxのコマンド、Dockerやコンテナの基礎知識が求められる。講座の評価は5点満点中4.5点、受講は無料だ。同講座は、オンライン学習サイトUdemyで受講可能。
5.Docker Essentials
3.5時間で開発・本番環境でのDocker活用について学べる講座だ。Kubernetesの別講座と組み合わせると、コンテナの基盤からオーケストレーションまでを包括的に学ぶことができる。受講対象者はLinux OSとコマンドラインの基礎知識を持つことが求められる。同講座は、オンライン学習サイトUdemyで受講可能。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
SNS認証や多要素認証も数分で実装、IDaaS基盤でデジタルビジネスはどう変わる? -
製品レビュー
「電子帳簿保存法対応」実践術:タイムスタンプ付与などの要件の手軽な実現方法 -
事例
「大企業のデジタル化」成功事例集【コクヨ、九州電力、ヨネックスなど21社】 -
製品資料
“顧客管理の課題”を簡単に解決する方法とは? -
製品資料
契約管理の“あるある課題”をノーコード開発で解決するためのポイント
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
100億円の「Linux更新」を回避 みずほ銀行が選んだ“おきて破り”のRHEL延命策
-
2
Oracle巨大ITプロジェクトはなぜつまずいたのか 8年で導入1割、追加で170億ドル
-
3
Microsoft製品でここまで自動化できる 情シスがやめられる手作業10選
-
4
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
-
5
Synologyがエンタープライズ向けユニファイドストレージを投入 その実力は
-
6
「技術屋」で終わらないために 情シスが今取るべき認定資格5選
-
7
「Windows派」「Linux派」を分ける決定的な違い
-
8
脱VMwareの最適解 NTTデータと日立製作所が示す国産仮想化基盤
-
9
ISMSの“コンサル丸投げ”が招く数千万円の無駄 NTTドコモビジネスの脱出劇
-
10
継続利用は4割どまり M365 Copilotが「効く業務」と期待外れの境界
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AIエージェントで多様な日常業務を効率化するための入門ガイド
-
2
AIが「わざわざ使うツール」になっていない? 業務で自然に使う導線にする秘訣
-
3
5回聞くだけじゃ足りない? トヨタ式「なぜなぜ分析」の正しい実践方法
-
4
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
5
「脱Excel」か「Excel快適化」か? 現場にやさしい業務改善の進め方
-
6
インシデント対応工数を約3割削減、東京ガスの事例に学ぶ監視体制刷新のコツ
-
7
PostgreSQLの「機能」「性能」「運用」「拡張性」に関する悩みの解消法
-
8
5分で分かる「セキュア大容量ファイル転送サービス」の機能とメリット
-
9
Macの安全神話は崩壊? 最新の脅威動向から見えた攻撃のトレンドと有効な対策
-
10
情報セキュリティ対策早分かりガイド:25の自社診断で弱点と解決策を理解
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー