MS純正のセキュリティ検査ツールMBSAを使いこなすMBSAでセキュリティ更新管理

WindowsのMBSAは十分には活用されていないようだが、セキュリティアップデートの適用状況をチェックするのに役立つツールだ。

2008年10月01日 07時30分 公開
[Ed Tittel,TechTarget]

 Microsoft Baseline Security Analyzer(MBSA)はWindows 2000が登場したときから存在し、無料かつ有用でありながら、多くのWindows環境でいまだに十分活用されずにいる。MBSAはWindows環境をスキャンしてセキュリティアップデートの適用状況をチェックするのに役立つ。直近では2008年5月にアップデートされて、Windows VistaWindows Server 2008に対応した。最新バージョンのMBSA 2.1はMicrosoftから入手できる

 MBSA 2.1はユーザーインタフェースが更新され、これまでのバージョンよりも使いやすくなった。用語に日常的な単語が使われるようになり、アナライザは情報がうまく整理されて、付いていきやすくなった。図1が示す通り、フォーマットはWindows VistaやWindows Server 2008にあるWindows Security Centerの全体的なルック&フィールに溶け込んでいる。

図1 図1 Windows VistaマシンのMBSAによるリポート画面《クリックで拡大》

MBSAの準備

 MBSAのGUIバージョンはどんなPCにも個別にダウンロードしてインストールできる(32ビット版Vista用はmbsa2mux86.exe、64ビット版Vista用はmbsa2mux64.exe)。図1の通り、インストール後はそのマシン用のリポートが作成される。MBSAのコマンドラインバージョンである「Mbsacli.exe」も、デフォルトで同じディレクトリ(C:\Program Files\Microsoft Baseline Security Analyzer)にインストールされる。

ITmedia マーケティング新着記事

news058.jpg

アドビ、Adobe Firefly機能搭載の「Adobe Express」モバイル版アプリを一般提供
アドビは、生成AI「Adobe Firefly」の機能を利用できる「Adobe Express」モバイル版アプ...

news141.jpg

2度あることは3度あった GoogleのサードパーティーCookie廃止再延期にアドテク各社がコメント
Googleは2024年末までに完了する予定だったWebブラウザ「Chrome」でのサードパーティーCo...

news148.jpg

天候と位置情報を活用 ルグランとジオロジックが新たな広告サービスを共同開発
ルグランとジオロジックが新たな「天気連動型広告」を共同開発した。ルグランが気象デー...