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デジタル時代の人事戦略では、人事責任者の役割がますます重要に
デジタル時代の人事戦略では、自動化や埋め込み分析、使い慣れたサービス同様のインタフェースなどの導入が進み、人事責任者の役割はますます戦略的なものに変わりつつある。
2つの異なる調査報告書から、人事部門で起こっている大きな変化が見えてきた。
1つは、デジタル人事戦略の活用増加により、人事責任者が担う戦略的な重要性が高まっていること。もう1つは、増大する外部労働者活用に対応する必要性だ。
この2つの傾向はつながっているようだ。外部労働者の活用が増えれば、臨時従業員の戦力化をスピードアップさせる新しい技術も必要になる。
採用に関する課題もある。現在の労働市場で人材を獲得するプレッシャーはますます高まっており、人事責任者は新しい方法を必要としている。Oracle Applications Users Groupが開始した新しい求人サイトもその1つだ。
以下に概要を紹介する。
総合的に機運を広げるデジタル人事戦略
上層部の人事責任者たちは、デジタル時代の人事戦略で自動化や埋め込み分析、使い慣れた消費者向けサービス同様のインタフェースなどを導入するのに伴い、人事責任者の担う戦略的重要性の高まりを感じている。
サービス管理ソフトウェアを提供するServiceNow向けに、調査会社Oxford Economicsはグローバルの最高人事責任者(CHRO)約500人を対象とした調査を実施した。この調査の報告書では、CHROの約75%が、自分たちの役割がますます戦略的なものになっていると回答した。そこには従業員の生産性や会社の業績を向上させる役割も含まれる。
ServiceNowのHR事業部ジェネラルマネージャーを務めるディーパック・バラディワジ氏は「企業の人事部門は記録管理型の書類手続き業務をする組織から、より分析的でIT化の進んだ組織に変わってきており、その結果、人事責任者の重要性が高まっている」と話す。
人事部門のデジタル戦略では、消費者向けサービスと同様の「簡単でパーソナライズされた予測可能な」サービス形態を労働者向けに提供するなどの取り組みが進んでいる、と同氏は語る。
今回の調査でも、今後3年間の人事責任者の役割として「デジタル化した消費者向け同様の従業員エクスペリエンスを提供できること」と答えた回答者は57%に上った。
この報告書全体から、人事業務の30~60%にデジタル人事テクノロジーが適用されていることが分かる。適用分野として上位に挙がったのは、勤務評定、人材採用、福利厚生管理だ。
臨時従業員活用の増加
ベンダー管理システムプロバイダーのSAP Fieldglassが提供する別の調査では、外部労働者活用の増加が浮かび上がった。この調査もOxford Economicsが実施した。
対象は複数の国の最高人事責任者など上級役員800人だ。この調査によると、人件費の44%は外部労働力への支出だという。
回答者の38%はオンライン市場を利用してフリーランスの人材を探していると答えた。これは今後3年で74%に伸びると予測され、人材派遣会社の利用も同様に増えている。
SAP Fieldglassの調査結果は、Deloitte Insightsの「2018 Deloitte Global Human Capital Trends」報告書とも一致する。この報告書によると、労働者の約40%が代替的雇用形態(臨時雇用、パートタイム、業務請負など)で就業しているという。
Oracleスキルを持った人材を探す新しい方法
オンライン求人市場に挑戦する新しい求人プラットフォームも登場した。会員数4万4000人のOracle Applications Users Group(OAUG)が始めたキャリアセンター求人サイトだ。
OAUGがこのサイトを開始したのは、Oracle ITスキルを持った人材を探すのに企業が苦労していたからだ。Los Alamos National LaboratoryのITマネージャーでOAUGのプレジデントを務めるクリスティン・ヒップ氏自身も、この市場で人材を探す難しさを実感していたという。
OAUGの依頼を受けて市場調査会社が実施した調査では、Oracleアプリケーションスキルを必要とする求人が11万9000件見つかった。
「そこに解決すべき問題があることは、会員からの情報でも分かっていた」とヒップ氏は語った。
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