2018年06月29日 05時00分 公開
特集/連載

GDPRやセキュリティの観点からも考察ネイティブにこだわらないモバイルアプリケーション開発(MADP)「Sapho」とは

エンドユーザーは、通知や複雑なインタフェースにうんざりしている。本稿では、あるモバイルアプリケーション開発(MADP)ベンダーが現代のユーザーの要求に応える方法を紹介する。

[Erica Mixon,TechTarget]

 複雑で一貫性のないエンタープライズモバイルアプリケーションに不満を感じるエンドユーザーが増えている。そこで、シンプルさを最優先にするアプリケーション開発プラットフォームが注目されている。この考え方に重きを置いたモバイルアプリケーション開発プラットフォームが「Sapho」だ。企業はこのプラットフォームを使って、従業員が複数のリソースにアクセスする統一インタフェースを構築できる。そう話すのは、SaphoのCTO兼共同創設者のピーター・ヤレド氏だ。2018年5月、Saphoは一貫性と一体性をさらに高める取り組みとして、Microsoftの「Windows 10」との統合を発表した。これによりIT部門は、Windows 10搭載のデバイスを使用するエンドユーザーに、イベントドリブンに通知したり、マイクロアプリケーションをネイティブに送信できたりするようになる。

 本稿では、プログレッシブWebアプリケーションの導入やユーザーインタフェース重視の増加など、モバイルアプリケーション開発の最新トレンドについてヤレド氏に話を聞いた。

――企業は従業員のために、モバイルアプリケーションやデスクトップアプリケーションを増やしていると思いますか。

ピーター・ヤレド氏(以下ヤレド氏) 今モバイルデバイスには、15個ぐらいのアプリケーションがインストールされている。だが、その全ての見た目は異なっている。そして、その全てからの通知に悩まされることになる。ナレッジワーカーなら、ほぼ全ての時間をPCの前ですごす。Saphoは当初、モバイルとデスクトップをサポートするところから始めた。そして、その用途の大半はモバイルになるだろうと考えていた。だが、実際そうはなっていない。

 (エンドユーザーは)大量の通知を望んでいない。他人が申請した経費報告書の通知をApple「iOS」ホーム画面に表示しても意味はない。だが、14日間も処理を待っている発注があり、ベンダーが間もなく入札するというプッシュ通知なら価値がある。Facebookがユーザーの過去の使い方や友人を基に、そのユーザーが関心を持ちそうなことを表示していた時期も短期間だがあった。当然、全く間違いだらけだった。だが、その種のアルゴリズムは機能していた。この点にSaphoは取り組んでいる。アルゴリズムを使って、こうした通知を整理する。

――モバイルアプリケーション開発の最新トレンドは他に何がありますか。

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