NEWS
iGoogleからも使えるOracle CRM On Demandの最新版
日本オラクルがSaaS型CRMの最新版「Oracle CRM On Demand Release 15」の提供を開始した。コラボレーション機能や分析機能の強化をはじめ、Webポータルへの組み込みやデスクトップガジェットとして利用可能になるなどユニークな進化を遂げた。
日本オラクルは5月20日、SaaS(Software as a Service)型CRM「Oracle CRM On Demand」の最新版、「Oracle CRM On Demand Release 15」の提供を開始し、都内で記者説明会を行った。最新版ではコラボレーション機能、分析機能を強化するとともに、Web 2.0アプリケーションとの連携が可能になった。
コラボレーション機能としては、日々の営業活動状況をメンバー全員で共有できる「スティッキーノート」や、メッセージング機能「メッセージセンター」を追加している。また、分析機能の強化としては、業績目標の基準となるKPI(key performance indicator)をあらかじめ設定することで、ユーザーそれぞれの達成状況に応じたリポートや今現在行うべき業務を自動的に表示するガイドナビゲーション機能を搭載した。
Web 2.0アプリケーションとの連携に関してだが、Web上のコンテンツをOracle CRM On DemandのUIに表示したり、Oracle CRM On Demandの一部機能を切り出してiGoogleやMy Yahoo!などのWebポータルに組み込むことができるようになった。Oracle CRM On Demandの一部機能をガジェットとしてPCのデスクトップ上に表示することも可能だ。
日本オラクルの製品戦略統括本部、アプリケーションビジネス推進部ディレクターの塚越秀吉氏は、Web 2.0アプリケーションの組み込みやメッセージングの新機能に関して、「ユーザーの要望を実現するための最適な手段。メッセージング機能も顧客情報管理に関するやりとりは別のメッセンジャーを立ち上げるのではなく、CRMアプリケーションで完結したいという声が多かった」(塚越氏)とし、ユーザーの声に応える形で追加したことを説明した。
Oracle CRM On Demandは2003年のリリース以来、年2回から4回のバージョンアップを実施している。サービスの提供形態は、一般的なSaaS型の提供形態であるマルチテナント型の「シェアード・ポッド」、顧客専用のスペースを設ける「プライベート・ポッド」、ユーザー企業内に構築したサーバ運用をオラクルが行う「@Customer」の3モデル。ただし@Customerモデルに関しては現状日本では提供していない。
Oracle CRM On Demandの対応ブラウザはInternet Explorer 6以上またはFirefox 2.0以上。価格は1ユーザー当たり月額8750円(税抜き)から。
また、記者説明会ではモバイルでOracle CRM On Demandを利用できる「BusinessMobile for Oracle CRM On Demand」の紹介も行われた。近日中に発表するとして詳細は明かさなかったが、国内ではまずNTTドコモの携帯端末からiアプリを利用してアクセスできるようにする予定。次バージョン以降でau、ソフトバンクモバイル端末に対応し、将来的にはWindows Mobile対応も視野に入れているという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社MatrixFlow] 「物流リソース最適化」ガイド:人員・配車・傭車を出庫依頼の確定前に決めきる -
製品資料
[株式会社キーエンス] なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは -
製品資料
[株式会社セールスフォース・ジャパン] 「CRMは設計と無関係」は本当か? PLMとの融合で実現する高速開発 -
事例
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] AIエージェントの時代にどう備える? 「新たな働き手」を支える3要素とは -
製品資料
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] “横並びの自動化”から脱却、AI活用で生産性と競争力を高める秘訣
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
2
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
3
法務と開発者で「言葉が通じない」問題 トヨタやソニーが語るOSS管理の真実
-
4
「IBM iはDXのボトルネック」は誤解 意外と知らない今風モダナイズの効果
-
5
「朝8時にバッチが終わらない」データ爆発の危機をJPX総研はどう乗り越えたか
-
6
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
7
AI導入後に発覚する「社内文書を読めない」問題 情シスは何を直せばいい?
-
8
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
9
「中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティ運用実態」に関するアンケート
-
10
AIの導入効果はどう測る? DMM.comのエンジニア組織に学ぶ効果検証のノウハウ
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
2
家庭用Wi-Fiルーターの業務利用は危険? 避けるべき理由と具体的な対策
-
3
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
-
4
プログラミング不要で誰でも実現できる、ネットワーク運用管理の自動化とは
-
5
財務部門がAIを最大限に活用する方法 無駄のない戦略的リーダーシップへの道
-
6
LLMが兵器化? 元FBI高官が鳴らす警鐘とセキュリティツール統合のポイント
-
7
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
-
8
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
-
9
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
10
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー