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富士通フロンテックがリアルタイムSCMシステムを構築、納期回答を最大24時間に短縮
リアルタイムSCMシステム「iTOS」を構築し、ATMやPOSなど同社主力製品の生産現場で運用を開始した。社内の全部門、および調達先であるサプライヤーにまで同システムを展開する。
富士通フロンテックは、受注から生産・調達・製造・出荷までの各プロセスの最適化を実現するリアルタイムSCM(Supply Chain Management)システム「iTOS(アイトス)」(仮称)を構築し、ATMやPOSなど同社主力製品の生産現場において、8月21日から運用を開始した。生産活動にかかわる社内の全部門、および調達先であるサプライヤーにまで同システムを展開し、全体最適化を図る。
同社は従来、受発注、入出荷といった各部門の業務に適合した部分最適型の生産システム(合計8システム)でIT整備を進めてきた。しかし、情報の流れが一本化されていなかったため在庫が滞留したり、在庫不足による後追い作業や部門システム間の情報のタイムラグが発生するなど、さまざまな面で非効率性が顕在化していた。これを解決するために生産システムの抜本的な見直しを行い、大きく以下4つのアプローチによる新システムの構築を推進した。
- 全体最適化
- 人的依存からの脱却
- サプライヤーとの情報連携強化
- 内部統制対応の一環
従来の8システムを1つの統合システムとし、リアルタイム性の高いB2B連携基盤を構築することで全体最適化を実現した。その具体的な施策としては、システム間のインタフェース数の70%削減、帳票種数の76%削減、データベースのシングル化、マスターファイルの統廃合、サプライヤーとのインターネット越しの情報連携などがある。本システムにより、納期回答や部品発注業務の即日処理(24時間以内)や顧客への迅速な製品納入が可能となり、管理業務のスピードアップと効率化が図れるとしている。
また、システム運用の定着後にはサプライヤーとの間で、小日程計画、納入指示、所要計画、調達物流の時点情報など生産活動に有益な情報を共有する機能拡張を行う予定。RFID(無線ICタグ)を活用した部品供給管理システムとの連携やサプライヤー間の情報共有も予定しており、将来的には海外製造拠点も含めたグループ全体での情報共有を目指すという。
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