NEWS
システム任せにしない情報漏えい対策を チェック・ポイントがDLPを発表
チェック・ポイントはネットワークベースのDLP製品を発表した。管理者側でのポリシー設定や導入を簡素化し、エンドユーザー自らがセキュリティ意識を高められる機能を備えた。
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは4月16日、ネットワークベースの情報漏えい対策(DLP:Data Loss Prevention)製品「Check Point DLP」を発表した。オーバーキル(作業に支障を来すほどの強固過ぎる警告)がなく、企業ごとに最適なポリシー設定・管理ができる点を特徴としている。
基本機能は、例えば社外秘の情報を記載した電子メールを外部へ送信しようとした際に、ユーザーに警告を促す事前防止。ここまでは一般的な誤送信対策と同様に思えるが、Check Point DLPには、ユーザーがデスクトップ上に表示されたポップアップ(警告)で処理の続行および却下のほか、なぜ違反と判定されたのか社内ポリシーをその場で確認できる教育機能が備わっている。
代表取締役社長の杉山隆弘氏は「従来のDLP製品は、非常に複雑で、現場はセキュリティ管理者、システムにすべてを任せていた。情報漏えいはユーザー1人ひとりの不注意で起こる場合が多く、常にセキュリティに対する意識を高めるような教育機能が必要だ」と述べ、Check Point DLPは、従来のDLPとは異なる“ユーザーが使える情報漏えい対策製品”だとした。
ポリシー違反を検出する仕組みには、独自開発したマルチデータ分類エンジン「MultiSpect」を使用。複数の項目(ソース)を有機的に組み合わせ、相互に関連付けることで、転送中のあらゆるデータトラフィックフローを検査し、ユーザーやデータの種類(600以上のフォーマットに対応)、プロセスを相関分析する。導入時から個人を特定可能な情報や法令順守関連データの流出を防止する270種類以上の事前定義済みポリシーが備わっており、管理者は容易にシステムのセットアップができるという。
提供方法は、専用アプライアンス(DLP-1)とソフトウェアブレードの2タイプが用意されている。それぞれの価格は以下の通り。
| 製品名(アプライアンス版) | DLP-1 2571 | DLP-1 2571 With Bypass NIC | DLP-1 9571 |
|---|---|---|---|
| 推奨ユーザー数 | 1000ユーザーまで | 1000ユーザーまで | 5000ユーザーまで |
| スループット(実行値) | 200Mbps | 200Mbps | 2.5Gbps |
| メール数/時 | 3万 | 3万 | 3万5000 |
| バイパスNIC | オプション | 含む | オプション |
| Out of Band Management:専用の管理ネットワークによる管理 | ― | ― | オプション |
| 価格(税別) | 230万円 | 245万円 | 765万円 |
| ソフトウェアブレード版 | |||
|---|---|---|---|
| パフォーマンス | 1500ユーザー以上、25万メール/時以上、最大スループット2.5Gbps | 500~1500ユーザー、5万メール/時まで、最大スループット1.5Gbps | 500ユーザーまで、1万5000メール/時まで、最大スループット700Mbps |
| 年間価格(税別) | 152万円 | 89万円 | 37.8万円 |
監視対象は、HTTP/SMTP/FTPなど主要なネットワークプロトコル。操作画面は現段階では英語表記だが、2カ月以内にはすべて日本語対応するとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社キーエンス] なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは -
製品資料
[株式会社セールスフォース・ジャパン] 「CRMは設計と無関係」は本当か? PLMとの融合で実現する高速開発 -
事例
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] AIエージェントの時代にどう備える? 「新たな働き手」を支える3要素とは -
製品資料
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] “横並びの自動化”から脱却、AI活用で生産性と競争力を高める秘訣 -
製品資料
[サイボウズ株式会社] AIが「わざわざ使うツール」になっていない? 業務で自然に使う導線にする秘訣
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
2
法務と開発者で「言葉が通じない」問題 トヨタやソニーが語るOSS管理の真実
-
3
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
4
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
5
「中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティ運用実態」に関するアンケート
-
6
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
7
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
-
8
情報漏えいはなぜ繰り返されるのか 今すぐ見直すべき「境界」
-
9
情シスの約8割が転職や退職を意識 調査で分かった“辞めたくなる最大の理由”
-
10
【漫画付き】ひとり情シス協会が明かす、RAG導入でしくじる企業「2つの共通点」
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
2
家庭用Wi-Fiルーターの業務利用は危険? 避けるべき理由と具体的な対策
-
3
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
-
4
財務部門がAIを最大限に活用する方法 無駄のない戦略的リーダーシップへの道
-
5
LLMが兵器化? 元FBI高官が鳴らす警鐘とセキュリティツール統合のポイント
-
6
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
7
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
-
8
生成AIを開発に導入しても効果が見えない? 実証実験で分かった成果と課題
-
9
経産省DX指針から読み解く、受発注業務デジタル化ロードマップ
-
10
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー