XenServer Tips
XenServerにおける仮想ディスクとストレージリポジトリの拡張
XenServerにおける仮想ディスクとストレージリポジトリ(SR)の拡張手順を解説する。
XenServerでは、仮想マシン(VM)が使用する仮想ディスクイメージ(VDI)を格納するストレージをストレージリポジトリ(SR)として管理する。SRはローカルストレージやNFS、iSCSI、Fibre Channel(FC) SANなどを利用できる。また、VDIはSRのタイプによってファイル形式が異なる。例えば、NFS SRの場合はVHD形式のファイルとして構成され、iSCSI SRの場合はLVM(Logical Volume Manager)のLogical Volumeとして構成される。
SRの種類については、「XenServerでVMの仮想ディスクをVHD形式にする方法」の表「タイプ別に見るストレージの特徴」を参照のこと。
以下、仮想ディスクとSRの拡張手順について記載する。
仮想ディスクの拡張
Windows Server 2008のVMの拡張方法ついて記載する。なお、拡張の際には念のためバックアップを取得することを推奨する。
1.
拡張の際は該当の仮想ディスクを使用していない状態にする必要がある。ブートボリュームではVMを停止し、データのみを使用しているボリュームでは「mountvol /P」を実行してアンマウントするなど、該当のボリュームへのアクセスがない状態にする。
2.
XenCenter上で該当のVMの「ストレージ」タブを選択し、該当の仮想ディスクを確認する。VMが起動している状態でデータボリュームを拡張する場合は、該当の仮想ディスクを選択し[選択解除]をクリックする。VMが停止している場合はこの手順は不要である。
3.
仮想ディスクのVMとの関連付けが削除される旨のメッセージが出るので[はい]を選択する。成功すると、VMから仮想ディスクが取り外される。
4.
左側のペインから該当の仮想ディスクを含むSRを選択し、「ストレージ」タブを選択する。該当の仮想ディスクを選択し[プロパティ]をクリックする。
5.
[サイズと場所]を選択し、拡張したい容量にサイズを変更する。なお、変更は拡張のみで縮小はできない。
6.
再びVMの「ストレージ」タブを選択し、[接続]をクリックする。該当の仮想ディスクを選択する。
7.
ゲストOS上の「サーバーマネージャー」-「ディスクの管理」を開く。拡張した部分が「未割り当て」として表示された状態でディスクが認識されていることを確認する。認識されていない場合はディスクの再スキャンを行う。
8.
該当のボリュームを右クリックし「ディスクの拡張」を選び、ウィザードに沿って操作する。
9.
容量が拡張されるので適宜ドライブレターの再割り当てなどを行う。
ストレージリポジトリの拡張
上記の手順で仮想ディスクを拡張する際、SRの容量が不足する可能性がある。その場合、新たなLUNを用意して別のSRを用意することが最も簡単だが、単一の仮想ディスクを拡張するなど、拡張の方が望ましい場合もある。以下に、Software iSCSI SRの場合の拡張の手順を記述する。以下の手順はオンラインで可能だが、該当のSRにアクセスしていない状態で行うことが望ましい。
1.
該当のiSCSI LUNをストレージ側で拡張する。
2.
XenCenter上で該当のSRを選択し、「全般」タブの「説明」欄の「iqn」で始まる文字列(iSCSIターゲット名)と、「UUID」欄の文字列をコピーしておく。
3.
XenServerのコンソールにアクセスし、以下のコマンドを入力し、iSCSIターゲットを再スキャンする。
4.
以下のコマンドを入力し、SRのパスと拡張前の容量を確認する。この例では、パスは「/dev/sdf」、容量は約10Gバイトであることが分かる。
5.
以下のコマンドを入力し、SRのVolume Groupを構成するPVを拡張する。
6.
以下のコマンドを入力し、サイズが拡張されたことを確認する。
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