ネット接続前提のWindows 8.1ノートPC
Windows版Chromebook? とにかく安いHPの200ドルノートPCは買いか
米GoogleのChromebookを意識して開発されたといわれるノートPCが米HPから登場した。ストレージをクラウドに依存するなど、従来のWindowsノートPCとは異なる考え方を持つこの製品への評価は?
米Hewlett-Packard(HP)は2014年9月29日(米国時間)、ノートPC業界で公然の秘密となっていた「HP Stream 11」をついに発表した(編注:国内未発表)。Windows 8.1搭載の11.6インチノートPCで、価格は199.99ドルから。「単なる新型ネットブックでは?」と思う人がいても不思議はない。実はわれわれも、この製品をネットブックではなく格安ノートPCと呼びつつ、違和感もある。
それでも、StreamシリーズのノートPCを「ネットブック」と呼ぶのは、やはり少し失礼かもしれない――ネットブックに対して。
32Gバイトのフラッシュストレージを搭載
最近発表された、より大型で高価な「HP Stream 14」と同様に、Stream 11はHPの「Chromebook」の設計に基づいており、適度な容量のHDDやSSDではなく、クラウドストレージに大きく依存している。Stream 11に続いて、同じく格安の「HP Stream 13」も間もなく発売される。Stream 13は13.3インチで価格は229.99ドルからだ。
Stream 11とStream 13は、いずれも米Intelのデュアルコアの「Intel Celeron Processor N2840」、2GバイトのシステムRAM、32Gバイトのフラッシュストレージ(Windows 8.1が容量の多くを占める)を搭載する。特典として米Microsoftの「Office 365」とクラウドストレージ「OneDrive」(1Tバイト分)の1年間サブスクリプション、Windowsストアで購入に使える25ドル分のギフトカードが無料で付属する。
率直に言って、われわれはStreamノートPCのパフォーマンスと機能にはあまり期待していない。従来の低価格ネットブックとは異なり、この格安のWindowsノートPCは、インターネット非接続時にも生産性を維持できるだけの内部ストレージを搭載していない。確かに、ほとんどの人は、インターネットにつなげないときはノートPCを使わないだろう。しかし、クラウドストレージに依存するノートPCは、外出が多く、通常はインターネットにつながっていない人には最適ではない。
一方、うれしいのは、こうした制約はあるものの、WindowsノートPCがとにかく安く手に入ることだ。
HPは加えて、「クラウドを前提としたWindowsデバイス」というアイデアに抵抗がないユーザー向けに、小型のWindows 8.1タブレットも2モデル発売する。99.99ドルの「HP Stream 7 Tablet」と149.99ドルの「HP Stream 8 Tablet」だ。いずれもIntelのクアッドコアの「Intel Atom Processor Z3735G」、1GバイトのRAM、32Gバイトの内部ストレージを搭載する。Stream 8では、利用中は毎月200Mバイトまで無料でLTEデータ通信ができる。
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