教育ITニュースフラッシュ
マイクロソフトの教育IT活用コンテスト、優秀賞はどの先生に?
松阪市立三雲中学校のWebフィルタリング導入事例から、「Microsoft Azure」を利用したシステムディの新たなオンライン学務支援システムまで、注目の教育IT関連ニュースをお届けします。
教育機関のIT導入事例、教育機関向けの新製品に関するニュースを紹介する教育ITニュースフラッシュ。タブレット授業を進める松阪市立三雲中学校がWebフィルタリングを導入した事例から、システムディが発表した新たなオンライン学務支援システムまで、さまざまなニュースがありました。
日本マイクロソフトが「Microsoft教職員ICT活用実践コンテスト」の結果発表
日本マイクロソフトは2014年11月26日、教員がIT活用の取り組みを競う年次コンテスト「Microsoft教職員ICT活用実践コンテスト」の結果を発表した。優秀賞は2者に授与。1人は、表計算ソフト「Microsoft Excel」を使い、試合データを基にハンドボール部の攻撃/守備のフォーメーションなどを分析するツールを開発した大分県立情報科学高等学校の佐藤正男教諭。もう1人は、ビデオ通話サービス「Skype」を利用し、東北地方の復興プロジェクトに参加する複数地域の中学生、高等学校生の意見交換や情報共有を効率化した奈良女子大学附属中等教育学校の二田貴広教諭だ。両者は、2015年4月に米シアトルで開催の教育ITイベント「Microsoft in Education Global Exchange」に参加する(発表:日本マイクロソフト<2014年11月26日>)。
松阪市立三雲中学校がWebフィルタリングでタブレット授業を安全に
総務省が2010年度から2013年度に進めた教育IT活用の実証研究事業、「フューチャースクール推進事業」の実証校である同校。同事業を通じて、全教員/生徒に米Appleの「iPad」計500台を配備し、電子黒板と無線LANアクセスポイントを全教室に導入するなど、端末やITインフラの整備を進めてきた。同校を管轄する松阪市教育委員会は、生徒が授業に関係がないWebサイトにアクセスすることを防ぎ、学習に集中できる環境を作ることが必要だと判断し、Webフィルタリングを導入。学年や授業の内容ごとにフィルタリングレベルを変えるなどの工夫をしながら運用している。デジタルアーツのWebフィルタリングサービス「i-FILTER ブラウザー&クラウド」を採用した(発表:デジタルアーツ<2014年11月27日>)。
草津市の市立小中学校、授業支援システムでタブレット活用を促進
同市は学習者の思考力や判断力、表現力といった学力向上を目指し、市立の全小中学校を対象に計3200台のタブレットを導入。2014年度の2学期から授業で活用している。併せて授業支援システムも導入し、既に同市立小中学校の全ての教室に配備している電子黒板とタブレットを連係。学習者のタブレットに電子黒板の画面を表示したり、学習者がタブレットで作成した解答を電子黒板でクラス全員と共有することを容易にした。こうしたIT製品の活用で、人前で発表するのが苦手な学習者でも、タブレットを介して自分の考えを積極的に伝えるようになるといった効果が現れているという。授業支援システムには、パイオニアVCの「xSync」を導入した(発表:パイオニアVC<2014年11月25日>)。
京都造形芸術大学、国産MOOC「gacco」で講義配信へ
2015年2月に、同大学通信教育部の早川克美 准教授による講座「デザインへのまなざし - 豊かに生きるための思考術」を開講。2014年12月から受講生を募集する。配信基盤には、NTTナレッジ・スクウェアとNTTドコモが共同運営する大規模公開オンライン講座(MOOC)の「gacco」を利用する。同講義では、生活や社会におけるデザインに着目し、身の回りの環境を作り替え、より良い生活をするための手段としてのデザインについて考えを深める。受講にはgaccoの会員登録が必要で、受講費用は無料(発表:NTTナレッジ・スクウェア、日本オープンオンライン教育推進協議会<2014年11月27日>)
「Microsoft Azure」利用のオンライン学務支援システム、システムディが提供開始
教育機関向けシステム開発を手掛けるシステムディは2015年1月5日に、同社が大学や専門学校など向けに提供する学務支援パッケージ「キャンパスプラン」をオンラインサービス化し、月額課金で利用できるようにする。同社が2014年11月26日に発表した「キャンパスプラン for Azure」では、米Microsoftのクラウドサービス「Microsoft Azure」でキャンパスプランを稼働させ、学事業務や経理会計事務といったキャンパスプランの機能をサービスとして提供する。主に私立の大学や短大、専門学校に訴求し、初年度は30校の契約を想定する。発表時点では、料金は未公開(発表:システムディ<2014年11月26日>)。
教卓から黒板へ大画面投写、リコーが教育機関向けプロジェクターの新版
リコーは2014年11月27日、教育機関向けの短焦点プロジェクター「RICOH PJ WX4241」を発表した。2015年2月6日に販売を開始する。従来版である「RICOH PJ X4240N」の機能に加え、黒板やスクリーンに対して斜め横から投写した映像でも、ゆがみを補正して正面から投影したような映像にする「横台形補正機能」を新たに搭載。また、本体の上下360度の任意の角度で投写できる「360度チルトフリー投写」を可能にし、机上や天井などへの投写も容易にした。従来版と同様、80インチの大画面を約80センチの距離から投影可能。教卓から黒板への投写も容易で、別途専用の台を設置しなくても利用できる点を教育機関に訴求する。価格はオープンだが、市場想定価格は15万4800円(税別)から(発表:リコー<2014年11月27日>)。
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