教育ITニュースフラッシュ
九州大学の無料ネット講座が“第3の国産MOOC”で始まる
海外留学の申し込み事務を効率化する日本大学のシステム導入事例から、プログラミング講座を開催する自治体の動きまで、注目の教育IT関連ニュースをお届けします。
教育機関のIT導入事例、教育機関向けの新製品に関するニュースを紹介する教育ITニュースフラッシュ。留学をはじめとする国際交流の支援業務をシステムで効率化した日本大学の事例から、小学生向けのプログラミング講座を開催する地方自治体の動きまで、さまざまなニュースがありました。
JMOOC公認の新MOOC誕生 九州大学や同志社大学などが講座開講
eラーニング専業のネットラーニング(東京都新宿区)は2014年9月、大規模公開オンライン講座(MOOC)の「OpenLearning, Japan」を開始する。2014年度中にOpenLearning, Japanで講座を開講するのは、九州大学や同志社大学、東海大学など10大学以上。OpenLearning, Japanは、MOOC普及団体である日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)公認のMOOCだ。JMOOC公認のMOOCは、NTTドコモとNTTナレッジ・スクウェアが共同運営する「gacco」、放送大学の「OUJ MOOC」に続き3つ目。OpenLearning, Japanは、スケジュール機能など学習支援機能の充実で、他のJMOOC公認MOOCとの差異化を図る。九州大学は、gaccoでの講座開講も予定している(発表:ネットラーニング、JMOOC<2014年7月25日>)。
日本大学、留学受付業務をシステムで効率化
1906年のドイツ留学を皮切りに、学生の交換留学や派遣留学、短期海外研修といった国際交流を推進してきた同大学。その中核業務を担うのが、学務部教育推進課国際交流室だ。同室は2010年から、交換留学や短期海外研修、サマースクールなどの受付業務にグーグルの「Google ドキュメント」を利用していた。だが学生が自分の申し込み内容を後から確認できなかったり、同室の担当者が申し込みの受理メールを手作業で送信しなければいけないなどの課題があった。新システムでは申し込み内容を随時確認できるようにし、受理メールの自動送信も可能にするなどで業務を効率化した。システム開発基盤には、セキュリティや導入実績の豊富さを重視し、パイプドビッツの「スパイラル」を採用した(発表:パイプドビッツ<2014年7月31日>)。
東京都立鹿本学園が「リモート職場実習」を実施
東京都江戸川区にある特別支援学校である同校が、高等部3年生の生徒を対象にリモートでの職場実習を実施した。生徒は実習先に行くことなく、学校や自宅にいながら実習を受けることができる。指導者と生徒が電話やメールでコミュニケーションを取りながら作業を進める。作業内容は、オフィスソフトを使った作業やWebサイトの作成、プログラミングなどから、生徒の興味やスキルに合わせて選択する。沖電気工業(OKI)のグループ企業で、障がい者雇用を専門とする沖ワークウェル(OKIワークウェル)が支援した。同社は2004年から、同様の支援事業を全国で展開しているという(発表:OKIワークウェル、OKI<2014年7月28日>)。
大阪教育大学がネット経由の寄付を可能に
同大学は、有益な人材輩出の継続を目的に「大阪教育大学基金」を創設し、2014年8月1日にインターネット経由での寄付金の募集を開始した。集めた寄付金は、附属幼稚園や付属学校を含む学習者の修学支援に利用する他、キャンパス環境の整備、国際交流活動、社会連携などにも生かす。寄付希望者は、同大学の公式サイトから寄付専用ページへアクセスし、クレジットカード番号などの必要情報を入力するだけで寄付ができる。フューチャーコマース(京都市下京区)のインターネット寄付金収納サービス「F-REGI 寄付支払い」を利用し、システムを構築した(発表:大阪教育大学、フューチャーコマース<2014年7月31日>)。
京都府とつくば市、小学生向けプログラミング講座を相次ぎ開催
つくば市は2014年8月7日から9日に、同市の小学生を対象としたプログラミング体験ワークショップ「TSUKUBA Programming CAMP」を開催する。同市内の小学4~6年生45人を対象に、Webアプリや「iPhone」用アプリ開発などを教える。同市と筑波大学、インテルの3者が共同で実施する。また同月21日、22日には京都府が、同府の小学3~6年生向けに同様のワークショップ「KYOTO まゆまろ Programming CAMP」を開催。小学生に、同府の公式マスコットキャラクター「まゆまろ」をテーマとしたiPhoneアプリの開発に加え、学習用プログラミング言語「Scratch」を使ったゲーム開発などに挑んでもらう。サイバーエージェントグループのCA Tech Kidsが、双方のワークショップの開催を支援する(発表:CA Tech Kids<2014年7月28日、30日>)。
ASUSが「Chromebook」2機種を販売 バッテリー駆動11時間のモデルも
台湾ASUSTeK Computerは2014年8月1日、教育機関や企業を対象に、米GoogleのOS「Chrome OS」を搭載したノートPC2機種の受注を開始した。9月上旬以降に順次納品する。販売するのは、画面が13.3インチの「ASUS Chromebook C300MA」と11.6インチの「同C200MA」だ。バッテリー駆動時間は、C300MAが最大約10時間、C200MAが最大約11時間を確保した。画面解像度は共に1366×768ピクセルで、92万ピクセルのWebカメラを備える。無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)やBluetooth 4.0による通信が可能で、SIMカードスロットはない。CPUは「Intel Celeron Processor N2830」、メモリは2Gバイト。USB 2.0/3.0ポートを1基ずつ搭載する。オープン価格だが、米国のChromebookの販売価格である200~300ドル(約2万~3万円)の周辺になると考えられる(発表:ASUSTeK Computer<2014年7月29日>)。
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