「ネットブックとは違うんだよ」
「Surface 3」、使って分かった抜群の高性能と“やっぱりな限界”
Microsoftの新型タブレット「Surface 3」は、同シリーズの中でも最高の柔軟性と携帯性を誇っている。Atom x7を搭載する新端末は、果たしてどれほどの実力を備えているのだろうか。
「MicrosoftはWindowsとクラウドに力を注いでいる」――、同社CEOのサトヤ・ナデラ氏はそう述べている。だが一方で、新型タブレット「Surface 3」を提供しているように、ハードウェアの開発をやめていない。
Surface 3は、旧モデルの「Surface RT」「Surface 2」よりも、「Surface Pro 3」との共有点が多い。米Microsoftは不発だった「Windows RT」に見切りを付け、Surface 3では64ビット版の「Windows 8.1」を採用した。つまり、Surface 3は、Surface Pro 3と同じく、x86/x64用のWindowsデスクトップアプリケーションに対応する。
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Surface 3の重さは622グラム(Wi-Fiモデル)で、Surfaceシリーズの中で最も軽く、持ち運びがしやすい。3段階の角度調整ができるキックスタンドを備え、外部ポートも充実している。物理キーボードが備わった「Surface 3タイプカバー」(別売)と組み合わせれば、本格的なノートPCにもなる。スタイラスペン「Surfaceペン」が利用でき、クラウド型オフィススイート「Office 365 Personal」の1年分のサブスクリプションも付属する(国内では「Office Premium プラス Office 365 サービス」の標準搭載などの特典が付く)。
Surface 3のスペック
Surface 3は10.8インチディスプレイ(解像度1920×1280ピクセル)を搭載し、RAMとストレージに関しては「RAM 2Gバイト、ストレージ64Gバイト」と「RAM 4Gバイト、ストレージ128Gバイト」の2モデルが用意されている。Microsoftは近いうちに4G LTEモデルもリリースする計画だ(国内では、Surface 3の法人向けはWi-Fiモデルと4G LTEモデルが、個人向けは4G LTEモデルのみがラインアップされている)。Surface 3はどのモデルもUSB 3.0ポート、Micro USB充電ポート(USB 2.0データ通信対応)、microSDカードスロット、Mini DisplayPort規格のポートを装備。プロセッサには、米Intelの「Intel Atom x7」(開発コード名:Cherry Trail)を搭載する。Atom x7は、Surface Pro 3で採用されているIntelの「Intel Core i」プロセッサほど強力ではないが、日常的な作業に十分対応できる。
抜群の仕上がりと柔軟性
AtomベースのWindows 8.1端末は既に多数販売されており、その大半はSurface 3よりも安い。しかし、Surface端末の特徴となっている、高級感のある上質な仕上がりをはじめ、Surface 3ほど完成度の高い製品は他にない。しかも、この端末ではほぼ全てのキーボードやUSB/Bluetoothの周辺機器が使える。
Atom x7は、従来のAtomプロセッサと比べてグラフィックパフォーマンスが高く、バッテリー持続時間も長い。数年前に出回っていたAtomベースのネットブックは動作が遅く、不安定だったことを覚えている人にはうれしい驚きだろう。
だが、Surface 3には限界もある。米Adobe Systemsの画像処理ツール「Adobe Photoshop」のように高い性能を要求するプログラムはこの端末には荷が重い。また、Surface 3は現在の価格であれば、タイプカバーが同梱されていてしかるべきだ。搭載OSのWindows 8.1も、企業ではほとんど人気がない。ただし、Surface 3は、ノートPCとの親和性が高い次世代OS「Windows 10」に無償でアップグレードできる。同OSは2015年夏にリリースされる予定だ。
Surface 3の価格は499ドルから(国内は法人向けが6万8800円《税別、以下同》から、個人向けが8万1800円から)。新しいタイプカバーは129.99ドル(1万5680円)、Surfaceペンは49.99ドル(5980円)。
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