医療IT最新トピック
マヒした手のリハビリができる「Apple Watch」用アプリが登場(2/2 ページ)
泉南新家クリニック、透析業務支援システムを「FileMaker」で構築
泉南新家クリニック(大阪府泉南市)は、データベースアプリ開発ツール「FileMaker」をベースとする透析業務支援システム「dottoHD」を構築し、iPadで活用している。同クリニックでは情報の一元管理とそのデータ活用を促進させ、人為ミスの防止による安全性の確保や、事務作業時間の短縮による患者ケアの充実などの導入効果を上げているという。
dottoHDでは、以下の情報を一元管理している。
- 氏名や年齢、住所などの患者基本情報
- 感染症や病歴情報、透析スケジュール、目標体重や血流量、抗凝固剤などの透析条件
- 動脈と静脈をつなぎ合わせた血液の出し入れ口であるバスキュラーアクセス(VA)管理・看護計画、履歴情報、血液検査結果など
また、iPadを活用することで、フットケア管理などベッドサイドでの業務も効率化した。さらに、dottoHDに検査データを取り込み、至適透析の条件評価や統計分析など医療の質の向上に役立つデータ活用を進めているという(発表:ファイルメーカー<2015年6月23日>)。
JCRファーマ、難病治療薬の治験管理にメディデータを採用
バイオ医薬品開発を手掛けるJCRファーマが、メディデータ・ソリューションズが提供する臨床研究向けクラウドサービス「Medidata Clinical Cloud」を導入した。患者数が非常に少ない「ライソゾーム病」の一種であり、特定疾患に分類されている「ファブリー病」治療薬開発の治験に採用し、より迅速で効率的な試験の実施を目指すという。また、JCRファーマはファブリー病治療薬の一種である酵素製剤の開発を進めている。同社は、ファブリー病治療薬の臨床試験において、メディデータの電子データ収集・管理システム「Medidata Rave」を採用し、試験の効率化を図っている(発表:メディデータ<2015年6月24日)。
パナソニックと富士通、高齢者住宅向け見守りサービスの実証実験を開始
パナソニックと富士通が、高齢者住宅向け見守りサービスの実証実験を2015年6月に開始した。パナソニックグループが運営するサービス付き高齢者向け住宅「エイジフリーハウス豊中庄内栄町」で1年実施する。
見守りサービスでは、パナソニックのクラウドサービス対応型エアコンと富士通の非接触型生体センサーを融合した。部屋の温湿度といった住空間情報と、非接触型生体センサーによる入居者の睡眠状態、在・不在状態などの生活情報を検知する。実証実験では、入居者の各種情報をパナソニックの見守りシステムへリアルタイムに集約し、介護職員に提供するとともに、各個人の生活パターンに即したアラート通知(在室時の熱中症危険温度、睡眠中の高頻度な覚醒)の実現を目指す。また、介護職員が入居者の生活状態に応じて空調を遠隔制御する仕組みも実証実験する。パナソニックと富士通によると、この仕組みにより入居者の安否確認負荷を軽減し、入居者とその家族にとって安心・安全な住空間作りに貢献するという。実証実験の成果を踏まえて、両社は高齢者住宅向けに2016年度中のサービス提供を目指す(発表:パナソニック、富士通<2015年6月25日>)。
再生医療用統合管理システムの開発で合意、レジエンスとアンリツ
再生医療製品の研究・開発などを手掛けるレジエンスと、電子計測器やネットワーク機器を製造するアンリツが、再生医療用統合管理システムを共同開発することで合意した。レジエンスが所有する細胞群の研究開発技術やノウハウ、アンリツのデータシステム構築ノウハウを組み合わせて、再生医療用細胞製品管理システムと投与される患者のPDS(Personal Data Store)管理システムを統合する。
両社は、再生医療用統合管理システムのメリットとして以下を挙げる。
- 患者個人の組織採取、もしくは蓄積された細胞の選択、輸送、培養、移植に関する全ての記録が管理されるため、関連事業者が個々の再生医療細胞製品にひも付けた術後の患者予後情報のフィードバックを受けることが可能
- 医療機関は、個人が保有するデータを活用することで適切な予知診断を実施できる
- 問題発生時には速やかに経過記録を確認し、問題発生箇所の特定と原因究明ができる
再生医療細胞製品を治療に用いるためには、細胞加工の各工程を厳重に管理する品質管理システムの確立が必須となる。また、「再生医療等製品の条件及び期限付き承認制度」によって、承認後製品の有効性や安全性を長期間モニタリングすることが求められる(「再生医療等製品の実用化に対応した承認制度(条件・期限付承認)」図)。こうした膨大な情報の記録、個々の再生医療細胞製品と術後の患者予後情報をひも付ける管理システムの構築は、再生医療発展を支える重要な要件だという(発表:レジエンス、アンリツ<2015年6月30日>)。
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