米国の先行事例も紹介
第3のデスクトップ仮想化製品「Ericom Connect」の実力を見る(2/2 ページ)
米国の先行事例
2015年3月下旬に米国でリリースしてからは、既に20社が導入しているという。アシストのセミナーでは、米国の事例が幾つか紹介された。
米国大手製造・物流企業
米国大手製造・物流企業では、MicrosoftのOSコストを削減するため、Chromebookの導入を決めた。これをきっかけに、Chromebookや個人デバイスからWindowsアプリケーションを利用するため、HTML5ブラウザからのアクセスソリューションとして実績のあるEricomを選定。5000ユーザーを対象に、2台のセキュアゲートウェイ、1台のロードバランサー、2台のConnectサーバ、30~40台のWindows Server RDSホスト(1台当たりメモリ200Gバイト)を使用している。1年後には2万5000台に拡張する予定があるが、グリッド技術によって構成を変えずに拡張できる点、サーバ台数が少なく済み全体のコストが抑えられる点を評価しているそうだ。
米国大手製薬会社
米国の大手製薬会社は、他社のデスクトップ仮想化ソリューションを使用していたが、製品トラブルの際のサポートに不満があることから、Ericomに乗り換えた。また、Windowsデスクトップ3000台という大規模環境を管理する上で、既存のソリューションではサーバ台数が多くなり、複雑化することも問題だったという。
Connectによって、管理がシンプルになりランニングコストも下がったという。仮想デスクトップへのアクセスはLAN内でしか行わないため、セキュアゲートウェイは使っておらず、ロードバランサーからConnectサーバに直接接続している。
PTWCからのアップグレードパスは?
現在のところ、PTWCのEOS/EOL時期は未定だが、アシストはPTWCへの移行パスを用意している。PTWCのライセンスのうちDeskViewは半額で、RemoteViewは無償でアップグレードできる。RemoteViewユーザーは、2016年3月末までにアップグレードの意思確認を行い、以降はConnectの保守料金で保守契約を締結することになる。そして、2017年3月末をめどにConnectへの入れ替え作業を実施する。
ちなみに2015年10月ごろにはv 7.2の提供を予定しており、テナントや部署、システムごとに異なる管理者権限を委任するマルチテナント機能を実装する。管理コンソールから仮想マシンを作成したり、RDSホストサーバを追加/削除したり、仮想マシンの世代管理をするといった機能は2016年に実装予定とのことだ。パートナー企業であるソフトバンクからは、Connectのコンソールから「クライアントデバイスを含めた状況把握ができるといい」、SCSKからは「管理コンソールの視認性が高い」点を評価しつつも「ドキュメントをより充実させてほしい」といった意見が寄せられている。
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