ビジネス向け機能が大幅強化
「Windows 10」、知らないとちょっと恥ずかしい新機能10選(2/3 ページ)
ワークフォルダー
ワークフォルダーはWindows 7で誕生した機能だが、その出だしは必ずしも好調とはいえなかった。Windows 10で復活したワークフォルダー機能では、「ワークフォルダー」に保存した作業ファイルをユーザーがどこからでも利用可能になる。企業が社内のファイル全体を把握し、アクセス権を与える社員を管理できるようになるため、IT部門にはうれしい機能だ。
米Directions on Microsoftでリサーチアナリストを務めるウェス・ミラー氏は次のように話す。「スターバックスの店内にいるときに社内サーバにあるフォルダーにアクセスすると、米Dropboxの『Dropbox』と同じ要領で個人のワークフォルダーにコンテンツが同期される。PCとの同期は自動で行われる上、安全性も高い」
ビジネスの観点では、企業ファイルが置かれている場所、ファイルにアクセスする人、ファイルを利用する目的を把握しておくことは重要だとPeters & Associatesのオーパル氏は強調する。特にコンプライアンスを語る上では、セキュリティとデータ保護は第一に考えておきたい。
「データの所在を把握できることからも、ワークフォルダーのような形で共有が行えるのは素晴らしいことだ」(オーパル氏)
デバイスガード
MicrosoftはWindows 10に豊富なセキュリティツールを盛り込んでいる。「デバイスガード」は、Windows 10最前線のマルウェア対策機能だ。このツールを利用すると、IT部門は端末をロックダウンし、Microsoftの「Windowsストア」や信頼できる特定ベンダーが承認した安全なアプリケーションだけをダウンロード可能とすることで、不明な変異型のマルウェアやAPT攻撃にも対応した高度な防御を実現できる。さらに、IT部門は任意のアプリを承認することも可能だ(関連記事:いまだ知られていない新ブラウザ「Microsoft Edge」と「Windows 10」の“防衛力”)。
「承認済みのアプリだけをシステム上で動作させるようにすれば、アプリが信頼しているソースから取得されたものであることを保証できる。例えば、インターネットからダウンロードしたファイルに不正なアクセスがあった場合、ファイルは承認されず、アプリを利用することはできない」とミラー氏は話す。
Windows Hello
Microsoftの「Windows Hello」はAppleの「Touch ID」に対抗するために誕生した機能だ(関連記事:「Windows 10はパスワードなしでも安全」の謎 「Windows Hello」とは何か)。
この認証機能では指紋スキャンによるデバイスへのサインインが可能となるが、それだけではない。Microsoftによれば、Windows Helloには虹彩スキャンに加え、顔認証ソフトウェアも搭載されているという。将来的には、顔認証や網膜のスキャンによって端末にサインインできるようになる。
Windows Helloはパスワード入力なしで、企業レベルのセキュリティを提供するとMicrosoftは発表している。
「Windows 10に搭載されているセキュリティ機能は、特に商用ソフトウェアとして、Microsoft製のものを含む既存OSに見られたセキュリティを圧倒する堅牢性を誇っている」とPeters & Associatesのオーパル氏は指摘する。
Microsoft Passport
Windows 10デバイスに生体スキャンでログインすると、ユーザーは、アプリ、Webサイト、ネットワークなどを使用するときにパスワードを入力する必要がない。
Windows 10はユーザーが自分のデバイスを持っていることを確認し、メールや財務情報といったアプリやサービスを必要に応じて自由に利用できるようにする。このシステムはMicrosoftの「Azure Active Directory サービス」を通じて動作し、ユーザーのログイン資格情報はローカルに格納される。
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