ビジネス向け機能が大幅強化
「Windows 10」、知らないとちょっと恥ずかしい新機能10選(1/3 ページ)
米Microsoftは「Windows 10」でセキュリティやMDMなど10個の企業向け機能を強化することによって、IT担当者の評価獲得を狙った。ユーザーの操作性も高めるこれらの機能を紹介する。
企業のIT部門に焦点を当てて作られた「Windows 10」の機能は、セキュリティ強化からビジネス向けソフトウェアまで多岐にわたる。
2015年7月27日に登場して以来、Windows 10は大絶賛されている。米Microsoftによれば、2015年9月初旬の時点でWindows 10のダウンロード件数が7千5百万を突破し、Windows 10が150万台の企業PCで利用されているという。
Windows 10のインタフェースは、「Windows 7」ユーザーになじみ深いものでありながら、モバイルデバイスでの使用感が向上し、さらに「Windows 8」の良質な機能も一部盛り込まれている。Windows 10には多数の管理ツールが同梱され、IT管理者の負担をさらに軽減するための変化が起こっている。
さようならWindowsアップグレード
大変革の1つとしてOSアップグレード関連の変化は外せないだろう。Windows 10は、Windowsの最終版だ。つまり、Microsoftは、米Appleが「OS X」に対して取っているのと同様のアプローチをWindowsで採用することを決断し、サービスとしてのOSという概念を導入したことになる(関連記事:「Windows 10」へのユーザーの“勝手アップグレード”が大問題になる理由)。
Microsoftシステムのインテグレーター兼ITコンサルティング会社である米SIGMAnetの事業開発および戦略イニシアチブ部門の副部長を務めるステファン・モンテロス氏は次のように語る。「MicrosoftがWindows 10で取った方針はよいと思う。Windows 10は、Microsoft最後のOSで、今後はOSのアップデートがリリースされるだけになった」
この変化により、IT部門は新しいOSへのアップグレードに伴うあらゆる確認作業から完全に解放される。社内のレガシーアプリがWindows 10で実行できれば、次回のWindowsによるアップデートでもアプリの互換性は維持される。以前のWindowsリリースに付き物だったフォークリフトアップグレード(訳注:ソフトとハード両方のアップグレードが必要になることを指す言葉)は過去のものとなる。
Microsoftパートナー兼ITコンサルティング会社の米Peters&Associatesの副社長を務めるリック・オーパル氏は、次のように話す。「Windows 10は反復的なOSになりつつある。もうフォークリフトアップグレードは必要ない。コスト管理や資本の支出がなくなるという点で素晴らしい。アップグレードの重圧から解放されたので、OSの機能や自社のビジネス目標への機能の使い道を考えることに注力できる」
組み込み型のMDM
Microsoftのモバイル化に向けた動きの一端として、Windows 10にはモバイルセキュリティ機能が組み込まれている。具体的には、Microsoftのデバイス管理サービスや「Active Directory」によるID管理など、モバイル端末管理(MDM)層が追加されている。
「この機能は本当にありがたい。通常、Appleの製品を販売するときには、製品を米Good Technologyや米AirWatchの製品と併せて販売している。だが、Windows 10にはOSにモバイルセキュリティ機能が統合されているため、このようなサードパーティーのEMMプラットフォームを使う必要がなくなっている。今回追加された管理機能は非常に重要なので、すぐに用途が思い浮かぶ」(モンテロス氏)
データ流出防止、ユーザー認証、メールやアプリケーションへの安全なアクセスなどの保護機能が用意されている。
「Microsoft Enterprise Mobility Suite」を利用すれば、IT部門は米Googleの「Android」やAppleの「iOS」などのモバイル端末も保護可能だ。MDMスイートを使用すると、管理者は「Microsoft Office」アプリを管理し、アプリをコンテナに入れ、コピー&ペーストの機能を管理し、アクセスを許可または拒否できる。
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