9つの重要機能をチェック
落とし穴ばかりのNAS購入、SSD対応で後悔しないためには?(1/2 ページ)
NAS製品を確認する場合、購入前に評価すべき重要な機能が多数ある。
多くの企業はSAN(Storage Area Network)を使用しているが、まだNAS(Network Attached Storage)も使用されている。エンタープライズ向けNAS市場の製品を確認する場合、購入前に評価すべき重要な機能が多数ある。
NASの購入を検討している場合は、まず本稿で紹介する重要な機能を確認されたい。
フォームファクター
エンタープライズクラスのアプライアンスと言えば、ラックマウント型を想定しがちだが、棚に乗せる設計のアプライアンスもある。ラックマウント型のNASアプライアンスを検討している場合は、利用する空間を決める必要がある。4Uアプライアンスは、2Uアプライアンスより多くの空間を占有するが、より大きな物理容量を提供する。
アプライアンスでサポートされるメディア
一般的ではなくなりつつあるが、自社のディスクを購入することを顧客に強制するプロプライエタリなコネクタを採用しているベンダーも存在する。
それから、サポートされているディスクも確認する必要がある。というのも、ハードウェアベンダーのWebサイトでは、旧型モデルという事実を隠して、お買い得品であるように見えるアプライアンスが販売されることもあるからだ。筆者は、最近、SATA 3ではなく、かなり旧型のSATA 2のディスクをサポートするエンタープライズ向けNASアプライアンスの広告を見かけたことがある。
大容量のディスクをサポートしないNASアプライアンスもあるため、ディスク速度や最大ディスク容量、アプライアンス全体の収容量についても確認されたい。例えば、大容量のドライブは入手可能だが、一部のメーカーのアプライアンスでは1Tバイトのドライブしかサポートされていない。同様に、アプライアンスで指定されている全体の最大収容量が、取り付け可能なディスクの合計容量に満たない場合もある。例えば、12個のドライブベイを搭載し、1Tバイトのディスクをサポートするアプライアンスの場合、理論的には最大12Tバイトのストレージが提供できる。だが、全体の最大収容量が8Tバイトと指定されていることがある。
アプライアンスの容量拡大の容易さ
アプライアンスで8個中4個のドライブベイを使用している状況で、ディスクを追加する必要があるとしよう。追加のディスクを取り付けるときには、何が起こるだろうか。
一部のアプライアンスでは、フルバックアップ、既存ボリュームの削除、既存のRAID構成の解除、アプライアンスに取り付けられている全ディスクを使用した新しいRAIDアレイの作成、新しいボリュームの作成、バックアップの復元を行わなければならない。このプロセスはうんざりするような作業で、非常に時間がかかることが多い。
エンタープライズ向けNASアプライアンスには、アプライアンスに容量を追加するときに既存のRAIDアレイを自動的に再構築する機能が備わっているのが理想である。アプライアンスにディスクを追加しただけで、ボリュームを削除したり、アレイセットを再構築したりする必要があるのは望ましくない。アプライアンスは、RAIDセットを手動で再構築する必要なく追加のディスクを使用できるくらいスマートであるべきだ。同様に、既存のディスクを容量の大きなディスクに交換した場合、RAIDアレイを手動で再構築しなくてもアプライアンスで新しいディスクを使用できるのが望ましい。
大抵のエンタープライズ向けNASアプライアンスは、ホットスワップ対応ドライブをサポートしているが、さらに簡単にドライブを交換できるようにしているアプライアンスもある。例えば、アプライアンスに取り付ける前にドライブを専用キャディーに取り付けなければならないアプライアンスやHDDの取り付けに専用ツールを使用しなければならないアプライアンスもある。
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