スマートフォンがデスクトップPCとしても使える
徹底レビュー:Windows 10スマホ「Lumia 950 XL」の“PC変身機能”に未来を見た(1/3 ページ)
スマートフォンのアプリをWindows 10に近いユーザーインタフェースで使用できる機能「Continuum」。その機能に対応した「Lumia 950 XL」の実力とは。
米Microsoftは、同社のモバイル版OS「Windows 10 Mobile」のリリース似合わせて、「Lumia 950」および「Lumia 950 XL」という2台の新たな高級路線のデバイスを提供している。名前からは、この2機種の違いはサイズだけのように聞こえる。だが、Lumia 950 XLにはより強力なチップセットや冷却システム、若干大きいバッテリーが搭載されている。その結果、Lumia 950 XLは、まさに群を抜いたフラグシップデバイスとなっている。
Lumia 950 XLは、Windows 10 Mobileを搭載し、ディスプレイやUSB、マウスなどを接続するためのアクセサリー「Microsoft Display Dock」に対応している。Display Dockを介してLumia 950 XLとディスプレイを接続することで、Lumia 950 XLが搭載するアプリをPC用のWindows 10とほぼ同様のユーザーインタフェース(UI)で利用できる機能「Continuum」が使えるようになる。
また、5.7インチのQHD解像度を持つAMOLEDディスプレイは、米Corningの「Gorilla Glass 4」で保護されている。背面カメラは、2000万画素を誇るフィンランドNokiaの「BSI PureView」センサーを搭載する。前面カメラは500万画素だ。また、カテゴリー6のLTEに対応し、バッテリーは3340mAh。米GUPの「Adreno 430 GPU」と3GBのRAMに加え、米Qualcommのプロセッサ「Qualcomm Snapdragon 810」が搭載されている。内部ストレージは32GBで、microSDカードスロットもある。そして、デュアルSIMデバイスとしても使用可能だ。
構造とデザイン
Nokiaのスマートフォンは、良設計のデバイスとして定評があった。だが、残念ながら、Lumia 950 XLは、この評判を裏切ることとなった。Lumia 950シリーズは、どちらの機種も背面カバーはプラスチック製で安っぽく見え、画面の縁は厚ぼったい。全てのナビゲーションキーがディスプレイの上に配置されているので、画面の下には1センチの未使用スペースができてしまっている。米Appleの「iPhone 6s」や韓国Samsung Electronicsの「GALAXY Note5」のようなフラグシップ製品と並べると、Lumia 950シリーズはどちらも場違いに見える。この価格とスペックのデバイスには、そぐわないデザインだ。
ディスプレイのガラスは、背面カバーの角と同じように縁が非常に鋭角になっている。しかも、特にこれといった理由はない。これは、手のフィット感を高めるために本体に多少丸みを持たせたデザインと矛盾している。Lumia 950 XLのデザインは、数年前に登場した初期のファブレット寄りのデザインだといえる。
また、ディスプレイの上には電話用スピーカーと前面カメラに加えて、Microsoftのロゴが配置されている。本体の裏側には、突き出た背面カメラと3つのLEDフラッシュライト。それらの下にWindowsのロゴがあしらわれている。前面には、スピーカーと環境雑音を取り除くピンホールマイクが搭載されている。
microSDカードスロットとnanoSIMカードスロットは、開閉可能な背面パネルを開けたところに取り外し可能なバッテリーと一緒に配置されている。なお、デュアルSIMモデルの場合は、nanoSIMカードスロットが2つある。このように、Lumia 950 XLは、薄さが特徴の一体型構造ではないため、デバイスが厚くなっている。厚みは8.1ミリ、寸法は152×78ミリだ。重量は5.7インチのスマートフォンとしては平均的な165グラムだ。一体型デザインの薄さと取り外し可能なバッテリーの便利さとの間に、トレードオフは付き物である。
Lumia 950 XLの電源ボタンは右側面に配置されている。電源ボタンの上下には2個の音量ボタン、そこから少し離れた下部にカメラの撮影ボタンがある(写真2)。本体の上側面の中央には3.5ミリのオーディオジャック(写真3)、下側面には次世代規格「USB Type C」コネクタ(写真4)が配置されている。Lumia 950 XLはUSB Type Cを搭載した少ないスマートフォンの1つである。だが、2016年にはUSB Type Cを搭載した製品を数多く目にすることになるだろう。
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