コストや性能の魅力はあれど、保証の事も考慮すべき
ノートPCのチューンアップは是か非か? 見極める4つのポイント(2/2 ページ)
サードパーティーパーツの性能と品質
サードパーティーアップグレードの誘惑は、必ずしも経済的な理由からのみ生じるわけではない。マニアにとって、サードパーティーブランドのハイパフォーマンスには抗し難い魅力があり、たとえ純正品より高価なパーツであろうとアップグレードの労力に十分見合うものなのだ。ノートPCの世界では、ストレージドライブが特にそうである。サードパーティーで簡単に購入でき、かつノートPC間で交換可能な数少ないパーツの1つでもあるからだ。
ノートPCメーカーの中には、高容量SSDをメーカーオプションとしているところもあるが、それらは平凡なパフォーマンスしか出せないローエンドドライブであることが少なくない。もしドライブの製造者とモデル名がノートPCの仕様に明示されていなければ、購入済みのユーザー以外、その情報を見つけるのは容易ではないだろう。以前購入したユーザーでも、次に購入する製品が同じドライブを搭載しているという保証はない。ノートPCブランドの多くは、製造時点で入手可能なドライブを組み込む傾向にあるからだ。つまり、自分のノートPCに特定のブランド、モデルのストレージドライブを搭載したい場合、ユーザー自身でその製品を購入し、組み込む以外ないのである。
将来のことを考え、古いパーツは捨てない
一般的なルールとして、保証対象のノートPCでリプレースしたパーツは、全て保存しておく必要がある。ノートPCを修理に出すとき、オリジナルのパーツを元に戻しておかなければならないからだ。それはノートPCを自分でアップグレードしたことを隠すためではない。特に明示されていない限り、それが保証条件に抵触することはないはずだ。しかし、メーカーは故障した製品を修理するのではなく、別の代替品を送り返してくるケースもあるので、そうしたメーカーの判断を阻害しないためにも、オリジナルのパーツはなくさないようにしておこう。
サードパーティーアップグレードに関してもう1つ考えておくべきことは、他のコンピュータとの互換性だ。しばしば質問されるが、古いノートPCをアップグレードすることが有益かどうか、いつも議論になる。もしノートPCに対するニーズが単に、より高速なストレージドライブだけであるなら、その答えはイエスである。アップグレードする価値は十分にある。1年後に新しいノートPCを購入する予定でも、今回の投資が無駄になることはない。そのストレージを取り出し、外部のバックアップドライブとして、あるいは単に新しいノートPCをアップグレードするパーツとして利用することができるからだ。
結論
もし純粋に経済的な理由からサードパーティーアップグレードに興味があるなら、アップグレードするかどうかの判断は、基本的には算数の問題だ。メーカーの工場でアップグレードされたノートPCの価格と、最小構成の製品価格にサードパーティーパーツの価格を加えたものを比べればよい。ただし、前述した保証の問題についても忘れないようにしよう。
パフォーマンスにこだわる人は、それほど悩むことはないだろう。小規模な専業ブランド以外、ほとんどのメジャーなノートPCブランドは、サイズと容量を別にして、ユーザーが自分でパーツを組み込むことを排除しない。特定のブランドやモデルのストレージドライブが欲しいなら、恐らくサードパーティーで探すことになる。
いずれにしても、保証の問題はつねに考慮に入れておく必要がある。全てのものを1つ屋根の下に置いておくのと同じで、全てのパーツが工場でプリインストールされたものであるなら、1つの保証で全てがカバーされる。そういうシンプルなサービスにもまた、コストを掛ける十分な価値がある。
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