コストや性能の魅力はあれど、保証の事も考慮すべき
ノートPCのチューンアップは是か非か? 見極める4つのポイント(1/2 ページ)
ノートPC購入後のチューンアップの目的は、コストを抑えたいのか、仕様に不満があるのか、特定のパーツだけを交換したいのか、とさまざまだ。しかも、目的ごとにプラス、マイナスの面がある。
コンピュータハードウェアのフォーラムを主宰する専門家はもとより、コンピュータ好きの間では、自分の手でマシンをアップグレードすることは、ごく一般的なことだ。ほとんどのノートPC、特にビジネス用やゲーミング用のモデルでは、RAMやストレージデバイスのアップグレードにそれほど時間はかからない。だが、それは本稿の論点ではない。言い古されたことだが、「できるから、すべきである」とはならないのだ。
ノートPCをサードパーティーのパーツでアップグレードする場合、どのようなメリットとデメリットがあるのか。
- 経済性
- ノートPC本体の保証への影響
- サードパーティーパーツの保証
- サードパーティーパーツの品質
という4つの領域で評価してみよう。
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経済性
純粋に経済的側面からみると、自分自身でコンポーネントをアップグレードすれば、メーカーから同等のアップグレード製品を購入するより、大抵安く済む。特定のノートPC、特にハイエンドブランドの場合、あらゆるレベルでアップグレードできるが、一般的な製品は固定的な構成であることが多い。しかし、いずれの場合も、アップグレードモデルと非アップグレードモデルの価格差は、ユーザーが独自に購入したパーツの合計金額よりもわずかに大きい。つまり個別に購入したパーツでノートPCをアップグレードした場合、メーカーの工場でアップグレード済みの製品を購入するより、支払う金額は少なくなる。ただし、工場から届いたノートPCは箱から取り出して、何の苦労もなく、そのまま使うことができる。加えて、次のセクションでも議論するが、工場出荷時構成は製品保証の面でも有利だ。
メーカー保証
特にノートPCメーカーが(通常は取扱説明書に)明記していない限り、RAMとストレージデバイスは一般的にユーザー自身で置換可能なコンポーネントと見なされている。HDDをSSDに置き換えたり、メモリをアップグレードしたりすることは、製品保証の条件に抵触しない。問題は、アップグレードのプロセスでノートPCに何らかのダメージを与えた場合だ。その場合は保証でカバーされない。もし、ノートPCのメモリアップグレードの方法を調べて、自分の手で実行する一連のプロセスが面倒だと思うなら、多少のお金を払ってでもメーカーの工場でプリインストールされたアップグレード済みの製品を購入した方がいいだろう。
留意すべきは、ノートPC内部の他のコンポーネント、恐らく無線カードなどについては、ユーザーが差し替えることは想定されていない。グラフィックスカードやプロセッサなどもそうだ(最初からアップグレード不可である場合が多い)。
サードパーティーパーツの保証
サードパーティーアップグレードのマイナス面の1つは、ノートPCの保証とパーツの保証が別々になることだ。もしインストールしたストレージデバイスが故障したら、Seagate、Samsung Electronics、あるいはHGSTなど、そのストレージデバイスを製造したメーカーと返品保証(RMA:Return Material Authorization)の適用を受けるための交渉をしなければならない。そのストレージがノートPCメーカーによってプリインストールされたものであれば、取りあえずメーカーに電話すれば、後は全てやってくれる。
ただ、サードパーティーパーツが個別の保証となることについては、プラスの面もある。例えばノートPCより保証期間が長い場合などだ。ノートPCにプリインストールされたストレージドライブが故障した場合、ノートPCの保証が過ぎていたらアウトだ。ドライブの保証は、ノートPCの保証とともに切れる。ところがサードパーティーのドライブなら、そのドライブの保証期間内にあるかどうかが重要であり、ノートPCの保証期間は関係ない。
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