カスタマイズ? or スーパーNAS?
“ODM Direct”サーバが日本で生き抜く道(2/2 ページ)
“Essentials”サーバの鉱脈は無尽蔵
ODM Directサーバには、「価格競争力を重視した中小規模事業者向けサーバ」という一面もある。主にこのユーザー層をターゲットに法人向けサーバ事業を展開しているマウスコンピューター コーポレート営業部の有藤 俊氏によると、同社のサーバ事業が本格的に立ち上がったきっかけは、日本マイクロソフトの「Windows Server 2012」、特に「Windows Server 2012 R2 Essentials(以下、Essentials)の登場だ。Essentialsは、25ユーザー・50デバイスまでと規模に制約があるもの、上位エディションとほぼ同じ機能を利用できるため、そのため、コンパクト型のサーバマシンとセットで購入して、初めてサーバを導入する中小規模事業所を中心に利用が拡大している。
「それまでファイル共有も利用していなかった中小規模事業者に対して、マウスコンピューターではNASではなく高機能ながら容易に管理が可能なEssentialsサーバを勧めており、それが、普及につながっている」と有藤氏は説明する。
この、「初めて導入するサーバが、Essentialsを導入した安価なコンパクトマシン」という状況は、2012年の事業立ち上げから現在まで変わっていないという。そして近い将来、「Windows Server 2016」も登場を予定しているが、有藤氏は「当分は同じ状況だと思います」と見通しを述べる。
Essentials導入サーバはIT業界でも珍しい「変化が少ない」世界で、話題になることも少ない。とはいえ、世代交代に合わせて搭載するCPUやデータストレージは変更している。ターゲットとなる地方の中小規模事業所は、事業規模が小さいだけに従業員総数は少ないもの、事業所の数としてはかなりの規模だ。しかも、その多くが「まだサーバを導入していない」(有藤氏)と潜在市場として期待できる鉱脈が眠っている。変革は少ないが眠っている市場の規模は大きい。これが、ここで取り上げたODM Directでも中小事業所向けに価格を重視したEssentials導入サーバの日本市場における現状(そして、それがそのまま将来の動向)といえるだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Excel至上主義」の終わらせ方 丸2日の手作業地獄から情シスと現場を救うには
-
2
取手市がVDIと決別した理由 更改費用「4倍超」を約1.7倍に圧縮
-
3
「Microsoft 365のセキュリティ運用」に関するアンケート
-
4
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
5
221人調査で分かった「情シス最大のストレス」は?
-
6
「Salesforceのテスト自動化ツール」に関するアンケート
-
7
IT製品の導入に関するアンケート「サーバ&ストレージ」編
-
8
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
9
「AI時代の統合基盤・エンタープライズAI管理」に関するアンケート
-
10
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
年収2000万「クラウドセキュリティのプロ」になれる資格とは
-
2
セキュリティソフトをすり抜ける標的型攻撃メール、不審メールの見破り方とは?
-
3
Windows Updateの通信集中で回線が逼迫、ネットワーク刷新事例に学ぶ解決策
-
4
財務を戦略的組織へ進化させるAI活用術、4つの主要な障壁と解消方法
-
5
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
-
6
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
7
標的型攻撃メールを見破るには? サンプル文面を例に傾向を解説
-
8
商用利用の安全性を確保し大量のコンテンツを高速で生成する、AI活用の秘訣
-
9
マンガで解説、1日で生成AI環境を構築できるワークショップの中身とは?
-
10
Dark AIが台頭する時代の新発想、「より高度なAIで対抗する」具体的方法とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー