過度の期待は禁物
そこは変だよ、クラウドベースのバックアップ
クラウドバックアップにはメリットがあるものの、その技術が企業などの“組織”にとっていつも都合がいいものとは限らない。オンプレミスのバックアップが信頼できるケースはまだまだある。
クラウドベースのバックアップに関する最大のリスクは、これらが従来のデータストレージバックアップより優れているという誤解だ。クラウド技術は広く市場でその立場を確立しているため、クラウドに移行すると、なんでもかんでもサービスと品質が向上すると幻想を抱くユーザーもいる。
現在問題なく機能している既存のバックアップ製品を廃止するつもりでいる多くの幹部と話をすると、彼らのほとんどはバックアップ機能をクラウドに移行するつもりでいる。このような場合、クラウドバックアップが良好に機能する業務形態もあるが、従来のバックアップ方法で処理するのが適している可能性のある業務形態もあることを忘れてはならない。
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知っておきたいクラウドバックアップサービスのポイント
クラウドベースのバックアップには以下のような利点がある:
データの分離
クラウドに保存するバックアップは、ユーザーのデータセンターから分離することになる。これは、データセンターレベルの障害が発生してもバックアップデータを失わないことを意味する。
バックアップ対象の容量が無制限
ユーザーが使用するデータストレージリソースに対してコストを支払う必要はあるが、使用するプロバイダーによっては、利用可能なストレージ容量を使い尽くしてしまう事態を心配する必要はない。
一方で、クラウドベースのバックアップを使う場合に想定できる最大の欠点は、リカバリーの所要時間をインターネットの帯域幅が制限することだ。帯域幅による制約は、小規模または中規模のデータリカバリー操作ではそれほど問題と認識しないで済むだろう。しかし、大規模なデータリカバリーでは深刻な問題となり得る。バックアップサービスプロバイダーは、リカバリーの所要時間を数週間から数日に削減する手段として、データを含む物理的記憶装置を顧客に送付するという手段さえ用いている。
クラウドベースのバックアップを利用するユーザーの数や利用している容量の規模は成長を続けており、やがてはオンプレミスのバックアップに取って代わる可能性もある。しかし、現在のところ最善のバックアップ方法の1つは、ローカルのバックアップを作成および保管し、このバックアップを安全に保持する目的で、クラウドに複製を作成することだと“あえて”指摘しておきたい。
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