その価値は最高級か、それとも不当か
徹底レビュー:息をのむハイスペック「VAIO Zフリップモデル」は2-in-1の決定版か?(3/5 ページ)
キーボードとトラックパッド
バックライト付きキーボードには、大きく十分なスペースが確保されたキーが82個ある。キーストロークは、約1ミリと浅い。これはノートPCよりもモバイルやBluetoothキーボードの仕様で、キーの弾力もそれ相応となっている。幸い、VAIO Zフリップモデル本体には入力しやすさが損なわれないだけの弾力がある。また、開いたディスプレイカバーに支えられるデザインによって、美しい曲線の印象が得られる。
キーボード下の中央には、テクスチャ加工が施された大きな1枚のトラックパッドが配置されている。ただし、このトラックパッドにはVAIOのプレミアム品質が誇るほどの滑らかさはない。タッチ画面、アクティブペン、外付けマウス用の端子があることから、タッチパッドは正確なポインティングの最終手段として使用するのがベストだろう。
パフォーマンス
VAIO Zフリップモデルには、Intelの第6世代の「Core i5-6267U」プロセッサ(4MBのキャッシュ、最大3.30GHz)か「Core i7-6567U」プロセッサ(4MBのキャッシュ、最大3.60GHz)のいずれかが搭載されている。また、RAMはLPDDR3で1866MHzの8GBか16GBのいずれかだ。ストレージに関しては、PCIe SSDの256GBか512GBのいずれかを選べる。それから、どの構成にもIntelの「Iris グラフィックス 550」が搭載されている。Core i5の構成ではMicrosoftの64bit版「Windows 10 Home」、それ以外に64bit版「Windows 10 Pro」がインストールされている。
Windows 10を搭載した同じクラスの他の2-in-1デバイスに比べると、VAIO Zフリップモデルは選択肢に優れている。VAIO Zフリップモデルが他のデバイスと一線を画している理由にIris グラフィックスがある。この基本構成で、多くのリソースを消費するビデオ編集プログラムやAdobeのアプリスイート「Creative Cloud」のヘビーユーザーのあらゆる作業に対応できるだろう。VAIO Zフリップモデルならゲームもお手の物だ。Intelの「インテル HD グラフィックス」を搭載したデバイスは、2012年以降にリリースされた超有名タイトルをプレイできる。だが、VAIO Zフリップモデルなら、2014年や2015年以降の多くのタイトルを推奨設定でプレイできる。
今回レビューしたVAIO Zフリップモデルには256GBのSSDが同梱されている。システムとプリインストールされたアプリが占めるのは24.5GB(アプリのみでは2GB弱)だった。標準のWindowsアプリやサービス、多少のVAIOユーティリティー以外にプリインストールアプリはゼロに近い。さらにありがたいことに、悩みの種になるウイルス対策ソフトも入っていない。
レビューしたVAIO Zフリップモデルの本体の仕様は以下の通りだ。
- 13.3インチのIPSタッチスクリーン(N-trigのスタイラスペン対応、解像度2560×1440ピクセル)
- 64bit版Windows 10 Pro
- Intelの第6世代Core i7 6567Uプロセッサ(4MBのキャッシュ、最大3.60GHz)
- IntelのIris グラフィックス 550
- 8GBのLPDDR3 1866MHz RAM(拡張不可)
- 256GBまたは512GBのSSD
- 802.11 a/b/g/n/acデュアルバンドWi-Fi
- Bluetooth 4.1
- 800万画素の背面カメラ、100万画素の前面カメラ
- 寸法:215.3×324.2×15.0~16.8ミリ(高さ×幅×厚さ)
- 重量:1.35キロ
- N-trigのスタイラスペン、HDMIからVGAディスプレイへの変換アダプター、USB充電端子付きACアダプター同梱
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社MatrixFlow] 「物流リソース最適化」ガイド:人員・配車・傭車を出庫依頼の確定前に決めきる -
製品資料
[株式会社キーエンス] なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは -
製品資料
[株式会社セールスフォース・ジャパン] 「CRMは設計と無関係」は本当か? PLMとの融合で実現する高速開発 -
事例
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] AIエージェントの時代にどう備える? 「新たな働き手」を支える3要素とは -
製品資料
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] “横並びの自動化”から脱却、AI活用で生産性と競争力を高める秘訣
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
2
法務と開発者で「言葉が通じない」問題 トヨタやソニーが語るOSS管理の真実
-
3
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
4
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
5
情シスの約8割が転職や退職を意識 調査で分かった“辞めたくなる最大の理由”
-
6
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
7
情報漏えいはなぜ繰り返されるのか 今すぐ見直すべき「境界」
-
8
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
-
9
「結局使わなくなる」Microsoft 365 Copilotを半年で定着 キリンの3施策
-
10
「中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティ運用実態」に関するアンケート
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
2
家庭用Wi-Fiルーターの業務利用は危険? 避けるべき理由と具体的な対策
-
3
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
-
4
財務部門がAIを最大限に活用する方法 無駄のない戦略的リーダーシップへの道
-
5
LLMが兵器化? 元FBI高官が鳴らす警鐘とセキュリティツール統合のポイント
-
6
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
7
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
-
8
生成AIを開発に導入しても効果が見えない? 実証実験で分かった成果と課題
-
9
経産省DX指針から読み解く、受発注業務デジタル化ロードマップ
-
10
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー