増えてきたビジネスデータの保護対策
紛失で心配なのはiPhoneではなく、そのデータ――5つのデータ保護術とは(1/3 ページ)
盗まれたモバイルデバイスのコストは、失われたデータの価値に比べれば取るに足らない。モバイルアプリケーションのセキュリティを強化するため、企業はデータをどのように管理するべきなのだろうか。
IT部門が、モバイルアプリケーションのセキュリティに取り組む時、重点を置くべきはデバイスではなくデータだ。
モバイルデバイス管理は、企業のIT部門に適さないこともある。例えば従業員が企業を辞めた場合、その従業員の私物デバイスに対してIT部門がデータの完全消去を実施すべきなのだろうか。また、エンタープライズモバイル管理(EMM)アプリケーションを利用すれば、会社がアプリケーションの一覧を管理して、モバイルデバイスに入っている危険なアプリケーションの使用を禁止できるかもしれない。だが、それらの行動は、従業員のプライバシー侵害に当たらないのだろうか。
2016年上半期「セキュリティ」記事ランキング(2016年1月1日~2016年6月20日)
1位 Windows 7からのWindows 10移行に“断固拒否”な人のもっともな言い分
2位 Windows 10の“勝手”更新プログラム適用で戸惑う人が続出?
3位 枯れたはずの「エンドポイントセキュリティ」が再び“熱い技術”になった2つの理由
EMMを使ったネイティブデータ保護の徹底は出発点としては優れている。だが企業は使い勝手や従業員のプライバシーに影響を及ぼすことなく、ビジネスリスクをもっと効率的に管理できる方法を見つける必要がある。
実際に、モバイルデバイスの紛失や盗難に伴う代償は、ハードウェアの買い替えコストにあるのではなく、紛失したり盗まれたりしたデータの価値にある。従って、会社がビジネス資産のみを管理、監視、保護してデバイスに対する制限を最低限に抑える措置は理にかなう。管理、監視、保護をデバイスからデータへのシフトすることは双方にメリットがある。
企業のIT部門は、私用データやアプリケーションのバックアップや復旧をする負担を負わずに済む。一方で、従業員は自分の行動やデータを管理されたり監視されたりすることがないと分かって安心する。
幸いなことに、下記を使うことでIT部門はより選択的かつ効率的にビジネスデータを保護できる。
- モバイルアプリケーション管理(MAM)
- コンテナ化
- モバイルコンテンツ管理(MCM)
- レピュテーション分析
- ID認識
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