歴代のVAIOシリーズの価値を持ち合わせているのか
徹底レビュー:「VAIO S」はビジネス最強PC? 過酷な環境に耐えるスペックを検証(3/4 ページ)
パフォーマンス
VAIO Sには、Intelの「Core i5-6200U」プロセッサ(2.30GHz、Turbo Boost時は最大2.80GHz、3MBキャッシュ)または「Core i7-6500U」プロセッサ(2.50GHz、Turbo Boost時は最大3.10GHz、4MBキャッシュ)のいずれかが内蔵されている。またVAIO Sの全モデルには8GBのDDR3L(1600 MHz)RAMが搭載されている(※)。なおCore i5モデルとCore i7モデルには、それぞれ128GB PCIe SSDと256GB PCIe SSDが搭載されている。
※日本では「Core i3-6100U」プロセッサ(2.30GHz)も選択可能。また、RAMは4GB、16GBも選択できる。
本稿で使用したVAIO Sのスペックは以下の通りだ。
| OS | Microsoftの「Windows 10 Pro Signatureエディション」 |
|---|---|
| ディスプレイ | 13.3インチのフルHD(1920×1080)、タッチパネルなし |
| CPU | Intel Core i7-6500Uプロセッサ(2.50GHz、Turbo Boost時に最大3.10GHz、4MBキャッシュ) |
| グラフィックコア | Intelの「Intel HD Graphics 520」 |
| システムメモリ | 8GBのDDR3L(1600MHz) |
| ストレージ | 256GB PCIe SSD |
| 無線LAN | IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1 |
| Webカメラ | 1280×720のWebカメラ |
| 本体サイズ | 約322×13.2~17.9×216.5ミリ(幅×高さ×奥行) |
| 本体重量 | 約1.06キロ |
| 本稿使用モデルの価格 | 1399ドル(16万6800円) |
第6世代のCore i5は非常に高性能なチップであるため、基本モデルでもVAIO Sは強力なデバイスだ。今に始まったことではないが、IntelのCore i3からCore i5に移行すると、ユーザーは大幅なパフォーマンスの向上を実感できる。だが、Core i5からCore i7に移行した場合は、あるレベルを超えるまで全体的なパフォーマンスにほとんど差は感じられない。どちらのCPUも単調な日常業務を実に見事にやってのける。ただし、複数のアプリケーションを起動したままGoogleの「Chrome」でタブを数十個開いていると、Core i5を搭載したVAIO Sの方が先にファンが動き始めるかもしれない。実際、本稿で使用したCore i7モデルのVAIO Sではファンの音を聞いた記憶がない。ベンチマークテスト中も筐体が熱を帯びることはなかった。
VAIO Sのパフォーマンスを妨げる唯一の要素は、Intel HD Graphics 520だ。この内蔵GPUでゲームをプレイするなら2013年前後の古いタイトルが限界だ。それも低画質設定が必要になる可能性が高い。暇つぶし用のカジュアルゲームなら問題なくプレイできる。下記のFuturemarkの「3DMark 11」によるベンチマークの結果を確認すれば、専用のGPUを搭載しているDellの「Dell XPS 15」の方が優れたパフォーマンスを発揮していることは一目瞭然だ。
VAIO Sは、どのモデルにもWindows 10 Signature Editionが搭載されている。つまり、VAIOのプリインストールアプリは組み込まれていない。ただし残念ながら、Microsoftが自社アプリを詰め込んでいる。具体的には、「Candy Crush Soda Saga」やライセンス認証されていない通常版の「Microsoft Office」のコピーなどだ。
ベンチマーク
バッテリー
VAIOによれば、VAIO Sのバッテリー持続時間は9時間だという。通常の用途でWindows 10の省電力機能を使用すれば、それくらい持続する。だが、負荷の高いFuturemarkの「PowerMark」ベンチマークを実行したところ、レビューに使用したVAIO Sのバッテリー持続時間は3時間55分だった。これは、同クラスのIntelの「Core i」シリーズ搭載クライアントPCに比べて若干優秀な成績だ。ここではフルHDディスプレイを搭載していることが意外にもバッテリー持続時間にプラスに働いている。高解像度の画面はバッテリーを消耗させる主な要因になる可能性があるためだ。
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