Surface Pro 2で「Anniversary Update」を検証
徹底レビュー:「Windows 10」の1周年更新を見くびると後悔する“これだけの証拠”(2/2 ページ)
スタート画面
Anniversary Updateは、スタート画面のデザインを調整し、歓迎すべき改善が幾つか加わっている。全アプリの一覧は、タブレットモードでもノートPCモードでも見やすくなっており、「最近追加されたもの」と「よく使うアプリ」を一覧の上部に表示する。タブレットモードでは、一覧を画面全体に表示し、指先でアプリ名をタップしやすくした。
アプリが起動していないときにも通知や最新情報を表示する「ライブタイル」はもちろん健在だ。タブレットモードのスタート画面では、デフォルトでライブタイルを全画面表示する。ただし実用的な変更が加わった。追跡機能の追加だ。ライブタイルをタップしてアプリを開くと、表示していた通知に関するアプリ内ページに移動するようになった。これはメールアプリによくある新着メッセージの表示機能に似ている。以前は、ライブタイルをタップして表示されるのはアプリのホーム画面だった。
タスクバー
うれしいことに、タスクバーは非表示にすることが可能になった。つまり、画面の全領域を使ってアプリを表示できる。タスクバーを非表示にするかどうかは、ノートPCモードとタブレットモードでそれぞれ個別に設定できる。ディスプレイの下から上に向かってスワイプするとタスクバーが表示される。また、マウスの場合はディスプレイ下部にカーソルを移動するとタスクバーが表示される。
ロック画面
Anniversary Updateはロック画面に、タブレットユーザーにとって便利な新しい機能を追加した。ログインしなくてもバッググラウンドで再生中の音楽を操作するコントロールにアクセスできるようにする機能だ。ロック画面で再生リストを一時停止したり、全体をリピートしたりすることを可能にした。
ロック画面には音声認識機能付きアシスタント機能「Cortana」へのリンクも追加された。つまりユーザーはデバイスのロックを解除しなくても、Cortanaの機能を一部利用できる。例えば「Cortanaさん、天気予報を教えて」と話し掛けると、ロック画面には現在の天気の状態に加えて、この先数日間の降雨予測が表示される。
Windows 10 Anniversary Updateのアクションセンター
Windows 10は「アクションセンター」という新しい方法で通知を表示するようになった。Anniversary Updateでは、アクションセンターが大幅に機能強化し、アイコンをタスクバーの一番右端という目立つ場所に配置するようになった。さらに、そのアイコンにはアクションセンターのアラート数を示すバッチを表示する。
Microsoft Edge
Microsoftが2015年の夏にWindows 10を一般提供開始したとき、歴史ある「Internet Explorer」の後継ブラウザとしてデビューしたEdgeは、β版のような印象だった。だが、この1年間で大きな成熟を遂げ、一般ユーザーがメインブラウザとして利用できるレベルに達した。
Anniversary Updateで、長いこと待ち望まれていた拡張機能の追加を可能に実装したことにより、Edgeは大きく前進した。Microsoftの「Windowsストア」では既に幾つかの拡張機能が提供されており、その中には好評を博しているBetaFishの広告削除ツール「AdBlock」もある。Googleの「Google Chrome」用に開発された拡張機能は、最小限の手間でEdgeに移植できるとMicrosoftは断言している。
タブレットユーザーにとってうれしい追加機能もある。それは、画面をタッチして右にスワイプすることで前のWebページに戻ったり、左にスワイプすることで次のWebページに進んだりできるようにしたことだ。
モバイルデバイスを念頭に置いたMicrosoftは、EdgeをライバルのChrome、Mozilla Foundationの「Mozilla Firefox」、Opera Softwareの「Opera」よりも省電力にするために尽力している。だが、違いはそれだけでない。EdgeとChromeの両方でAdBlockを実行し、われわれが運営するWebサイト「TabletPCReview.com」だけを開いたところ、EdgeのRAM使用量はChromeの半分にも満たなかった。
ただし、まだ改善の余地はある。長いWebページを閲覧するときにはEdgeのコントロールを非表示にするべきだろう。今のように、画面内にコントロールを固定しておくのは好ましくない。
結論
本稿では、Surface Pro 2でWindows 10 Anniversary Updateを広範囲にわたってテストした。分かったのは、このアップデートが非常に安定していることだ。テスト中にクラッシュは一度もたりと発生しなかった。また、さまざまな改善が加えられたことで、Anniversary UpdateはWindows 10を実行しているユーザーに「必須」の新バージョンになっていると評価したい。
TechTargetは、MicrosoftのWindows 7または「Windows 8.1」を使用しているユーザーにWindows 10への移行を勧めている。Anniversary Updateのリリースによって、さらに確信を持ってWindows 10への移行をお勧めできるようになった。
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