USBポートは幾つ必要?
徹底入門:ノートPCの使い勝手を大きく左右する「ポート」の見定め方(3/3 ページ)
ポートの利用を減らせるか
ワイヤーが多過ぎる事態もあり得る。MacBookではポート1つでも多過ぎるという意見もある。電源用に少なくともケーブル1本は必要だが、現代の技術を使えば他はほぼ全てを無線にできる。
- USBマウスはBluetoothマウスに入れ替えられる。キーボードも同様だ。無線機器の欠点は、一般的にバッテリーが必要で、出費が増えることにある。バッテリーを使い果たして代替を持っていなければどうしようもない。その機器を変更する潮時かもしれない。
- プリンタはルータに接続してワイヤレス化できる。USBストレージドライブをルータに接続して無線でアクセスする方法もある。
- ディスプレイやテレビは有線が普通だが、Intel WiDiに対応したノートPCなら無線でも接続できる。
- 有線ストレージデバイスは、ネットワーク接続ストレージやクラウドベースのストレージに入れ替えられる。
ポートの寿命
頻繁に機器を接続したり取り外したりする場合、ポートはどの程度もつのだろうか。それについては心配は不要だ。標準的なUSB Type-Aポートは、最低でも1500回の接続・接続解除に対応している。計算してみると、フラッシュドライブの接続と取り外しを毎日、4年以上繰り返したとしても、その数字には到達しない。これはポート1つの場合だが、ポートが2つあって、交互に接続と取り外しを行えば、8年以上もつ計算になる。つまり、ノートPC本体よりもポートの方が長持ちしそうだ。
結論
「仕事にふさわしいツールを買うこと」という単純な格言は、どんな買い物にも通用する。ノートPCのバッテリー持続時間や画面サイズ、性能は検討すべき重要事項だが、ポートの選択や配置といった小さな事項も見逃してはいけない。
本稿では各種のポートについて紹介し、次のノートPCで実際に必要なポートの数について検討した。結論として、映像出力ポート(HDMIかディスプレイポート)は恐らく1つで十分だが、USBポートは多いほどいい。一般論として、必要になると予想される数より1つ多いことが望ましい。
ポートの配置や想定される利用状況に関して右利きか左利きかの影響についても検討した。航空機を頻繁に利用する場合はポートがノートPCの側面にある方が利用しやすい。また、片方がふさがれている場合に備えて、同じポートがどちらの側にもあると利便性が高い。
無線技術の普及に伴い、必要とするポートの数を減らすことも可能になった。Bluetoothマウスやキーボードの利用、あるいはプリンタをUSB経由で接続するのではなくネットワークルータに接続することも考えられる。使用する機器の少なくとも一部はワイヤレスに入れ替えられる。
最後に、ノートPC業界は一夜にして進化するわけではなく、数十年かけて進化する。われわれが経験するノートPCのほとんどは、理論的にポートが配置されている。そうでなければ変わり者がいたのだろう。最善のアドバイスとして、日常の用途において検討しているノートPCの使用場面を想像することを勧める。各種の機器を接続した場面を想像し、現在の使用状況と比較する。頭の中でうまく使えなければ、実際に使った場合も恐らくうまくいかないだろう。
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