私物のiPhoneでもデータバックアップすべき?
個人に押し付けると破綻――モバイルデバイスのバックアップを企業が行うべき理由
モバイルデバイスのバックアップは、従来のバックアップとは別の方法で行うべきだ。企業で進むモバイルデバイスを確実に保護するために必要なガイドラインを確認しよう。
モバイルデバイスの進化と職場におけるBYOD(私物端末の業務利用)の普及によって、モバイルバックアップはかつてないほど重要になっている。この記事では、企業がモバイルデータのバックアップ戦略で間違いやすい領域を取り上げてその対策を紹介する。
全てのデバイスがバックアップポリシーの対象になっていることを確認する
モバイルデバイスが扱っているデータをバックアップする場合、IT部門はモバイルデバイス(特に私物端末では)企業情報を保存していないと考えてバックアップの対象から除外することがある。しかし、バックアップ体制において、企業のネットワークに接続可能なデバイスを全て含める必要がある。そのため、クライアントPCやサーバに加え、コンテンツを作成可能なスマートフォンとタブレットも企業システムにおけるバックアップの対象にすべきだ。
適切なバックアップソフトウェアを選択する
IT部門は従来のソフトウェアを使ってモバイルデータのバックアッププロセスを管理すべきではない。多くのIT部門では、従来のバックアップソフトウェアでモバイルデバイスのデータもバックアップできると考えている。このようなソフトウェアの多くは、バックアップ対象のエンドポイントデバイスが安定して高速な転送レートを確保できる企業ネットワークと常にアクセスしていることを前提にしている。しかし、モバイルデバイスは常時インターネットに接続しているわけではなく、また、安全でないネットワークに接続する可能性もある。そのため、オフィスに固定しているデバイスを対象としたバックアップとは異なる方法が必要になる。
転送中のデータを確実に暗号化する
モバイルデバイスのユーザーは、時に、公共のネットワークや安全ではない企業のゲストネットワークに接続する可能性がある。安全ではないネットワーク環境を使用する場合には、転送中のデータを常に暗号化して保護しなければならない。確実なセキュリティの必要性は、モバイルデバイスの紛失や盗難が発生した場合のリモートワイプの実装を含め、リモートデバイス上のデータ管理にも及ぶ。
手動またはユーザー個人の対策に頼らない
企業のIT部門は危険なバックアップのプロセスを積極的に防がなければならない。社員個人にバックアップの責任を押し付けて、GoogleやDropboxなどのオンラインストレージサービスや外付けHDDなどにバックアップするように仕向けるなら、それは、破滅への序章になるだろう。社員にはモバイルデバイスのデータをバックアップする時間もやる気もないからだ。
バックアップしたデータの一貫性を保つ
バックアップしたデータの復元における最大の課題の1つは、バックアップの実行時間と実行方法を把握することだ。全ての社員は、定めた手順を使えばどこから取得したデータでもバックアップを適宜復元できることを知っておかなければならない。モバイルデバイスに保存したデータのバックアップでも一貫した手順とバックアップソフトウェアを使わなければ、重要なバックアップを復元する作業が面倒な作業になってしまうだろう。
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