仕事の道具としては洗練が進む
「iPhoneがつまらなくなった」おかげで企業のモバイル活用が楽になっている(1/2 ページ)
最近のスマートフォンは新モデルが出ても代わり映えしない。発表会のWeb実況を見て「つまらない」と発言するのがイマドキの“できるユーザー”らしい。だが、仕事の道具としては「いいこと」もあるそうだ。
多くの消費者が「スマートフォン市場がつまらなくなった」といっている。しかし、つまらないスマートフォンの価格は下がり、つまらないスマートフォンを使うユーザーの生産性は向上し、つまらないスマートフォンを導入した企業のIT部門は一貫した管理ができるようになった。
スマートフォン市場が退屈そのものというわけではない。新しいiOSデバイスやAndroidデバイスは、依然として新しい試みを導入している。例えば、デジタルカメラやビデオカメラの専用機の存在意義をほとんどなくしてしまうほどに高品質多機能な内蔵カメラがその典型的な例だ。それでも、このような進化の大半は画期的なものではなく、以前からの改良を積み重ねて実現したものだ。
新モデルが登場するたびに、搭載するプロセッサが高速になり、システムメモリやストレージの容量が増えるのは当たり前になっている。ディスプレイも解像度、輝度、省電力機能が向上している。OSも新機能を導入し、その中には企業にとって便利なものもある。
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つまらなくなったというスマートフォン最新情報
スマートフォンに搭載する半導体やOSの進化が徐々に進んできているおかげで、スマートフォンはユーザーが購入しやすい価格帯で比較的安定している。処理能力や付加価値が向上するペースは鈍っているものの依然として続いている。
しかし、デバイスとしての基本的な利用方法は、初代「iPhone」が登場したときからあまり変わっていない。スマートフォン(高機能携帯電話)としてのコンセプトも、20年前に登場した初の大型「BlackBerry」から変わっていないかもしれない。
確かに、キーボードを(ハードウェアからソフトウェアへの移行だけでなくソフトウェアキーボードとしての使い勝手などを含めて)改良しデバイスを薄くし、利用できるクラウドサービスも充実している。
だが、スマートフォンそのものに今紹介したような多くの変化があっても、業界しての基本的な枠組みは一貫して堅持している。そしてどのような企業もその恩恵を受けている。
スマートフォンの“マンネリ”がコストを抑えて生産性に貢献した
“以前のように”デバイスが根本から大きく変われば、ソフトウェアやアプリ開発、デプロイ、サポートのコストにも大きく影響していた。しかし、最近のスマートフォンは新モデルが出ても似たり寄ったりなので、導入を考えている企業はスマートフォンに関連したコストを確実に抑制できる。新しいデバイスが登場するたびに買い替える必要がないからだ。導入する機会が減るので関連するコストも発生しない。社員がBYOD(私物端末の業務利用)で新しいモデルを使おうとした場合でも、企業のIT管理者はオペレーションを大幅に変更する必要がない。
それでも、新しいデバイスを導入するときに発生する問題が1つある。それはユーザーインタフェースやシステム機能に関する変更で写真が混乱することだ。例えば、Windows 7から、ユーザーインタフェースが大きく変わったWindows 8への移行に伴い、多くのユーザーで生産性が低下した。生産性が低下する原因には、新しいデバイスやOSに移行したことの他に、スマートフォンとOSの変更によって、正常に、あるいは全く動作しなくなったアプリケーションの影響も考慮すべきだろう。しかし、スマートフォンとOSが新しくなってもハードウェア構成が「使い慣れているそれまでのスマートフォン」とあまり変わらなければ、ユーザーの生産性は高く維持できる。
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