進むコラボレーションツールの統合
Microsoftの“Slack対抗策”は「Yammer」+「Office 365グループ」、その作戦は?(2/2 ページ)
機能の統合によって生じる問題
Microsoftが、SlackやCisco Sparkに太刀打ちするには、機能の不足に対応しなければならない。「Microsoft製品は、スマートフォンのロック画面でユーザーがチャット通知を受信したり、通知からメッセージに迅速に対応したりするリアルタイムのメッセージング機能が提供されていない」とラザー氏は指摘する。
またラザー氏は「Microsoft製品のチャットについて、話がやや複雑だ」とコメントしている。MicrosoftはYammerとOffice 365グループの統合に加え、オンプレミスのSkype for Businessユーザー向けにデスクトップベースのチャット機能と、パートナー企業のWisdom Linkが開発した「MindLink」のモバイルプラットフォームを提供している。
Microsoftのオンラインチームコラボレーションに関するロードマップの次の段階として、Skypeチームの発表がうわさされている。このチームの発足によってコラボレーション機能の不足が解消される可能性があるとラザー氏はいう。
Microsoftは、オンプレミスのYammerユーザーにも対処しなければならない。Office 365グループを利用できるのは、Office 365ユーザーに限られる。また、スタンドアロンの「Yammer Enterprise」サービスは、2017年初頭までに順次停止される予定である。この状況は、オンプレミスでYammerを使用しているユーザーに問題をもたらすことになる。
ラザー氏によれば、この状況は、クラウドサービスであることを理由にOffice 365へ移行しない企業に対してアプローチする、Jive Softwareのようなコラボレーションベンダーに門戸を開くだろう。
またラザー氏はこうも言っている。「YammerがOffice 365グループに統合されると、オンプレミスでYammerを利用しているユーザーは問題を抱えることになる。Microsoftにとって、オンプレミスでYammerを使用しているユーザー向けのロードマップを策定することが急務だろう」(ラザー氏)
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