「Chromebook Plus」「Chromebook Pro」を先取りレビュー
Androidアプリが使えるSamsung製“高級Chromebook”が登場、価格に見合う価値はある?(2/2 ページ)
「オートコンプリート」の先へ
タッチディスプレイを採用し、Androidアプリを活用するのに万全な体制を整えている。さらに注目すべきなのは、スタイラスペンが利用可能なことだ。Chromebook Plus/Proともにスタイラスペンが付属する。デバイスの右側に無理なく収納されているスタイラスペンは、Samsungの「Galaxy Note5」に搭載されているものと非常によく似ている。ペントップは収納時にカチッと音がして、押し心地が快適だ。
このスタイラスペンが使える目玉アプリといえるのが、プリインストールされたメモアプリの「Google Keep」だ。ユーザーが何をどのように書くかを学び、ユーザーの操作性を向上するように順応する機能を持つ。過去の入力内容に基づいて入力内容の候補を示すオートコンプリート機能のようなものだが、あなたの代わりに入力内容を完成させるだけでない。あなたの文章の書き方と、一息つくタイミングについても理解するようになる。
この順応機能は過干渉だと感じる場合、無効化できる。短い使用時間だったが、TechTargetがこの機能に好印象を持ったのは紛れもない事実だ。私たちが入力した内容は洗練され、見苦しくない状態になっていた。一般的なオートコレクト機能よりも柔軟である印象を受けた。入力しようとしていることの先読みをするのではなく、入力を導いて追随しているようだった。
Chromebook Plus/Proは小型であるが故に、端子を配置できる場所は限られている。充電と接続の両方に使えるUSB Type-C端子を2基搭載する。microSDカードスロットとオーディオジャックも用意する。
“プレミアムChromebook”なのか
Samsungが2機種の“プレミアム” Chromebookをリリースするというニュースを最初に聞いたとき、TechTargetは少々驚きを隠せなかった。その背景には、同じくプレミアムChromebookとして知られるGoogleの「Chromebook Pixel」の存在がある。Chromebook Pixelは比較的優秀なデバイスだが、Chrome OSの制限によって窮地に立たされてきた。そのため、また同じことが起こり得ると考えたからだ。だがChrome OSは変化した。Androidアプリが利用できるようになったことで、Chrome OSは以前よりも確実に強力になった。
生産性という点で見ると、Chrome OSには依然として制限がある。だが他の点においては、活躍する可能性を秘めている。Chromebook Plus/Proのインテリジェントなタッチ機能とスタイラスのデザインが、それを物語っている。
Appleの「iOS」「macOS」やMicrosoftの「Windows」以外のOSを搭載した柔軟性の高いデバイスをお探しであれば、Chromebook Plus/Proは最適な選択肢になり得るだろう。Chromebook Plusは米国では、2017年2月に450ドルで販売される予定。Chromebook Proの価格は未定だが、2017年春には販売される見込みだ。TechTargetは、Chromebook Proの価格が550ドル前後になると予想している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
2
取手市がVDIと決別した理由 更改費用「4倍超」を約1.7倍に圧縮
-
3
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
4
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
-
5
本当に安いPCで十分か? “すぐ重くなる”を防ぐノートPC選びの絶対条件
-
6
Claudeの不可視透かしに批判殺到 著作権消失や誤判定に潜む企業リスク
-
7
100億円の「Linux更新」を回避 みずほ銀行が選んだ“おきて破り”のRHEL延命策
-
8
221人調査で分かった「情シス最大のストレス」は?
-
9
LLMの「過学習」、正しく説明している文章はどれ?
-
10
レガシー基幹システムをSAPに統合 山善が突き止めた「標準化と個別最適」の境界線
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
年収2000万「クラウドセキュリティのプロ」になれる資格とは
-
2
セキュリティソフトをすり抜ける標的型攻撃メール、不審メールの見破り方とは?
-
3
Windows Updateの通信集中で回線が逼迫、ネットワーク刷新事例に学ぶ解決策
-
4
財務を戦略的組織へ進化させるAI活用術、4つの主要な障壁と解消方法
-
5
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
-
6
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
7
標的型攻撃メールを見破るには? サンプル文面を例に傾向を解説
-
8
商用利用の安全性を確保し大量のコンテンツを高速で生成する、AI活用の秘訣
-
9
マンガで解説、1日で生成AI環境を構築できるワークショップの中身とは?
-
10
Dark AIが台頭する時代の新発想、「より高度なAIで対抗する」具体的方法とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー