「Chromebook Plus」「Chromebook Pro」を先取りレビュー
Androidアプリが使えるSamsung製“高級Chromebook”が登場、価格に見合う価値はある?(1/2 ページ)
「Chromebook Plus/Pro」はAndroidアプリやスタイラスペンが利用できるなど機能は豊富だが、価格は450ドル以上と、300ドル前後が主流のChromebookの中では少々値が張る。その“プレミアム”さは本物か。
Googleのノート型デバイス「Chromebook」が登場した当時、それは安価に購入でき、基本的な作業なら安定したパフォーマンスを発揮するシンプルなコンピュータデバイス、という位置付けだった。ChromebookのOS「Chrome OS」で、Googleの公式アプリケーションストア「Google Play」と、モバイルOS「Android」向けアプリが利用可能になったことで、その状況は急速に変化しつつある。
2017年1月上旬に米ラスベガスで開催された家電見本市「CES 2017」でSamsung Electronicsが発表した「Chromebook Plus」と「Chromebook Pro」が、その動かぬ証拠だ。
Chromebook PlusとChromebook Pro
Chromebook PlusとChromebook Proは、タブレットとしてもノートPCとしても使える2-in-1デバイス型のChromebookである。まだ全容は明らかになっていないが、この2機種の基本的なスペックはほぼ同じだ。360度回転するディスプレイヒンジ、フルサイズの物理キーボード、スムーズな操作が可能なプラスチック製のトラックパッド、4GBのRAM、32GBの内蔵eMMC(Embedded Multi Media Card)ストレージを搭載する。スタイラスペンが付属しており、Google PlayからAndroidアプリをダウンロードして利用できる。
この2モデルの違いは、搭載しているプロセッサにある。Chromebook Plusは、ARMアーキテクチャに基づくモバイル向けCPUを搭載しており、Chromebook Proより安価になる見込みだ。具体的には、デュアルコアの「Cortex-A7」とクアッドコアの「Cortex-A53」を組み合わせたヘキサコアの専用プロセッサ「OP1」を搭載する。一方のChromebook ProはノートPC向けのCPUであるIntelの「Core m3」を搭載する。現時点でChromebook Proの価格は公開されていないが、Chromebook Plusよりも確実に高い価格になるだろう。
市場に出回っている他のChromebookと比べると、価格はChromebook Proより安価なChromebook Plusでも高額だ。ただしこの2機種には、他のChromebookではあまり見られないプレミアムさのある装飾が施されている。
Chromebook Plus/Proは安価なデバイスではないことは一目瞭然だ。薄型の筐体はマグネシウム合金製、色はシルバー、重量は1.08キロ。エッジは緩やかな丸みを帯びており、平らでスタイリッシュな見た目に仕上がっている。QHD解像度(2400×1600ピクセル)の12.3型ディスプレイも目を引く。画像を鮮明に表示し、視野角にも問題はない。唯一目立つ欠点は、直射日光の下で作業をすると、光沢のあるパネルが背後にあるものを反射することだろう。
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