各ツールの特徴、サポート対象、ライセンスを整理
「パッチ管理」ツールの主要8製品を一挙紹介、買って満足できるのはどれ?(2/4 ページ)
Kaseya VSA
Kaseyaの管理ツール群「Kaseya VSA」のパッチ管理ツールは、SMB市場と管理サービスプロバイダー市場を主なターゲットにしている。同製品は、必要に応じて数ノードから数千ノードに拡張できる手頃さが売りだ。
管理者にとって、管理対象のクライアントPC台数が増えるにつれて、管理負荷が急激に高まる。VSAは、手動操作をできる限り分かりやすく保ちながら、パッチ適用プロセスの多くを自動化する。
VSAは、リモート制御、ウイルス対策、ネットワークパフォーマンス監視、監査とインベントリ機能など、ITシステムの管理・監視ツールの巨大なツール群で構成される。
特徴
VSAは自動パッチ展開をサポートし、必要に応じてユーザー企業が事前にスケジュールを設定することも、手動で開始することもできる。管理者は集中管理ダウンロードサイトを構成して、パッチを適用するクライアントPCの近くにあるクライアントPCに、パッチ適用の負荷を分散できる。
ポリシーベースの管理ツールを利用すれば、パッチ適用管理者は特定のポリシーに従うパッチ操作を構成できる。その結果、一部のIT管理製品に見受けられる日常の管理作業のオーバーヘッドを大幅に抑えることが可能だ。アラートの自動メール通知や定期レポートにより、ユーザー企業は異常を追跡し、パッチを最新状態に保つことができる。
サポート対象
VSAはMicrosoftのWindows NT/2000、Windows Server 2003/2008/2012、Windows XP/Vista/7/8をサポートする。macOSやIntelベースLinuxの多くの人気バージョンもサポート対象だ。例えばサポート対象のLinuxディストリビューションには「SUSE Linux Enterprise Server」「Red Hat Enterprise Linux」「Ubuntu」「openSUSE」「CentOS」などがある。Linuxの他のディストリビューションもベストエフォートベースでサポートする。
ライセンス
VSAの基本ライセンスは、単なるパッチ管理よりもはるかに充実した機能を含む。VSAの最低価格は1カ月100ノードまで1ノード当たり6.5ドルだ。ノード数が増えるにつれて単価は下がる。KaseyaのWebサイトで無料試用版を入手できる。
ManageEngine Patch Manager Plus
IT管理製品群「ManageEngine」は、インフラとアプリケーション管理の市場での長い実績を誇る。その中で人気製品の1つが「ManageEngine Patch Manager Plus」だ。同製品は、非常に複雑な環境でのOSとアプリケーションのパッチの自動配布を可能にする。
特徴
Patch Manager Plusの特徴は、Microsoftのディレクトリサービス「Active Directory」からWindows搭載クライアントPCのデータを探り出す自動探索ツールだ。クライアントPCを検出したら、パッチ管理者はパッチの適用が必要なデバイスにエージェントをインストールし、利用可能にする。最新のパッチが適用されていないOSやアプリケーションを調査して報告する脆弱性評価も実行できる。
サポート対象
Patch Manager Plusのパッチ適用作業の基礎になるのがエージェントだ。このエージェントは、現在Windows Vista以降、Windows Server 2003以降、Linux、macOSでのみ実行できる。Linuxエージェントは、Ubuntuや「Debian」をサポートする。エージェントは、物理サーバにも仮想サーバにもインストールできる。
ライセンス
3つの個別エディションを用意しており、パッチ適用以外の機能も含めることができる。ソフトウェア配布、セルフサービスポータル、ウイルス対策定義の更新、リモートコントロールなど、便利な機能が利用可能になっている。全てのエディションが、モバイルデバイス向けの共通管理ツールを含む。各エディションのライセンスコストは以下の通りだ。
- Freeエディション:最大25台のクライアントPCのパッチ適用と、最大25台のモバイルデバイスの管理をサポート(ただし、モバイルデバイスのパッチ適用はサポート対象にはならず、レポートにも制限がある)
- Professionalエディション:LAN内の最大50台のクライアントPC管理が可能で245ドル。パッチ適用以外にも多くの機能を含む
- Enterpriseエディション:WAN内の最大50台のクライアントPCにPatch Manager Plusの全機能を搭載して345ドル
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