IT担当者はここで判断すべし
移行前に知りたかった「Windows 10仮想化」4つのメリット
Windows 10の仮想環境での利用には重要なメリットがある。例えば、デプロイメントプロセス全体をより簡単にしたりパッチ管理を容易にしたりすることなどだ。
IT担当者がMicrosoftの最新OS「Windows 10」への移行を決定するとき、仮想環境においてWindows 10を利用可能にするかどうかという別の大きな問題に直面する。
あらゆる作業環境にマッチする仮想化技術はない。IT担当者は仮想化技術が最適だと判断した場合のみWindows 10を仮想環境で利用すればよい。
Windows 10を仮想環境で利用する理由
Windows 10を仮想環境で利用する主なメリットとして挙げられるのは、リスクの軽減とデプロイメント成功確率の向上だ。
- デプロイメントの迅速化:Windows 10を仮想環境で利用する際のポイントは、ユーザー向けのOSイメージを構築することだ。場合に応じた適切なWindows 10イメージを構築すれば、部署やユーザー別に適切なリソースを適切な場所に配置できるので、これらのイメージのデプロイメントは単純作業となる。仮想化技術を用いてWindows 10イメージのデプロイメントをすることで、結果的にデプロイメントに要する時間は短くなる
- データの安全性向上:仮想化により会社のデータがデータセンターの中に安全に保管されているメリットを享受できる。このメリットが特に効果を発揮するのは、モバイルデバイスやノートPCを利用する場合だ。モバイル化でユーザーは会社のデータにどこからでもアクセスできるようになる半面、デバイスが盗まれる恐れもある。仮想化すると実際のエンドポイントにデータを保存する必要がなくなるため、デバイスの紛失や盗難に関連したリスクが軽減される
- ダウンタイムの短縮:仮想環境にWindows 10をデプロイすることで、既存のクライアントPCをリプレースすることが容易になる。機器の交換が素早くでき、アップグレードの待ち時間も不要となる。さらに、もし何か問題が起きたとしても、すぐに以前のOSに戻すことが可能だ。IT担当者が問題点を解決するまでユーザーには以前の環境に戻ってもらうだけだ
- パッチのテストの効率化:IT担当者が仮想デスクトップインフラ(VDI)を正しくデプロイすると、この技術によりユーザーの作業に影響を与えずにパッチのテストをできる。VDI環境では同一のWindows 10イメージの異なるバージョンを稼働できるので、アップデートをしたり以前の状態に戻したりといったことが容易にできる。またはアップデートをして、パッチのテストを十分に完了した後に適用することが可能となる。テストはIT担当者がWindows 10のパッチをユーザーに提供する前に、問題がないかどうか確認するための重要な工程だ
次にやること
まずはWindows 10を仮想環境で利用することが、自社の用途に最も適しているかどうか判断するために分析することをお勧めする。仮想化が自社のさまざまな部門にどのように影響を及ぼすか、全ての事項を検討し、理解すべきだ。この過程の中でIT担当者はWindows 10の採用可否、技術要件、コストの全てを最終判断できる。もちろんセキュリティも忘れてはならない。セキュリティチームが発言でき、適切な担当者を最初から仮想化検討会議の席に着かせることで、Windows 10のデプロイメントを成功に導く必要がある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
2
取手市がVDIと決別した理由 更改費用「4倍超」を約1.7倍に圧縮
-
3
「Excel至上主義」の終わらせ方 丸2日の手作業地獄から情シスと現場を救うには
-
4
221人調査で分かった「情シス最大のストレス」は?
-
5
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
6
「AI時代の統合基盤・エンタープライズAI管理」に関するアンケート
-
7
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
-
8
本当に安いPCで十分か? “すぐ重くなる”を防ぐノートPC選びの絶対条件
-
9
100億円の「Linux更新」を回避 みずほ銀行が選んだ“おきて破り”のRHEL延命策
-
10
Claudeの不可視透かしに批判殺到 著作権消失や誤判定に潜む企業リスク
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
年収2000万「クラウドセキュリティのプロ」になれる資格とは
-
2
セキュリティソフトをすり抜ける標的型攻撃メール、不審メールの見破り方とは?
-
3
Windows Updateの通信集中で回線が逼迫、ネットワーク刷新事例に学ぶ解決策
-
4
財務を戦略的組織へ進化させるAI活用術、4つの主要な障壁と解消方法
-
5
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
-
6
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
7
標的型攻撃メールを見破るには? サンプル文面を例に傾向を解説
-
8
商用利用の安全性を確保し大量のコンテンツを高速で生成する、AI活用の秘訣
-
9
マンガで解説、1日で生成AI環境を構築できるワークショップの中身とは?
-
10
Dark AIが台頭する時代の新発想、「より高度なAIで対抗する」具体的方法とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー