「OneDrive」の復活機能から「Windows Mixed Reality」まで
「Windows 10 Fall Creators Update」の10大強化点をおさらい 知らないと損をする?(1/2 ページ)
Windows 10の大型アップデート「Windows 10 Fall Creators Update」では、幾つかの重要な新機能や機能強化点がある。知っておくべき主要な点をまとめた。
Microsoftは「Windows 10」の大型アップデート「Windows 10 Fall Creators Update」で、さまざまな機能強化を施した。ユーザーインタフェース(UI)に加え、音声アシスタント「Cortana」やWebブラウザ「Microsoft Edge」などのコンポーネントも強化した。
Windows 10 Fall Creators Updateが企業に与える影響の大きさは、エンドユーザーの作業方法や、日常のワークフローに取り入れているWindowsの機能に応じて変わってくる。今回のアップデートは、ほとんどのエンドユーザーにとって、少なくともある程度のメリットを感じるのに十分であることは間違いない。
併せて読みたいお薦め記事
「Windows 10 Fall Creators Update」についてもっと詳しく
- 「Windows 10 Fall Creators Update」提供開始、思わず人に自慢したくなる注目機能6選
- 「Windows 10 Fall Creators Update」を徹底レビュー、「ペイント3D」よりわくわくする機能は?
- Windows 10 Fall Creators Update“先延ばし派”が知るべきセキュリティ新機能
「Windows 10」の基礎知識
Fluent Design System
「Fluent Design System」は、Windowsのコンポーネントとアプリケーション用のUIに関する、新しいデザインコンセプトだ。Fluent Design Systemは、MicrosoftがモバイルOS「Windows Phone 7」で初めて導入したUI「Modern UI」をベースに、それを引き継ぐ形で構築した。これによりWindows 10のUIに、動作、透明度、奥行きなどに関連する変化をもたらす。
Windows 10 Fall Creators UpdateでのFluent Design Systemの適用は、現時点ではスタートメニューや通知機能の「アクションセンター」など一部のコンポーネントに限られており、こうした変化の大半は非常に微細だ。Microsoftは今後、Fluent Design Systemの採用を継続的に推し進めていく。
入力の強化
MicrosoftはWindows 10 Fall Creators Updateで、タッチ機能と手書き機能を強化した。仮想キーボード「タッチキーボード」の予測入力機能や手書き入力機能を強化。スタイラスペンによる画面のスクロール操作も可能にした。
スタイラスペンを探す機能も追加した。エンドユーザーが最後にスタイラスペンを使って作業した場所を追跡する機能だ。さらにプレゼンテーションソフトウェア「Microsoft PowerPoint」のスライド切り替え操作に、スタイラスペンを使用できるようにした。
Windows 10 Fall Creators Updateは視線制御を導入し、アイトラッカーデバイスとの組み合わせで、視線だけで仮想キーボードやマウスを操作できるようにした。
OneDriveの「ファイルオンデマンド」
オンラインストレージ同期サービス「OneDrive」には、「Windows 8.1」のときにはあったものの、Windows 10になってなくなった機能がある。OneDriveのクラウド環境のみに保存しているファイルを、ローカルに保存しているファイルと同じように参照できる機能がそれだ。Windows 10では搭載しなかったこの機能が、Windows 10 Fall Creators Updateでは「ファイルオンデマンド」(Files On-Demand)という名称で、OneDriveの主要機能として復活した。
エンドユーザーがエクスプローラーで、OneDriveのクラウド環境に保存したファイルのアイコンをダブルクリックすると、そのファイルがローカルにダウンロードされる。オフラインで利用可能にするファイルを選ぶこともできる。
ファイルオンデマンドは、ローカルドライブの容量を節約するのに役立つ可能性がある。エンドユーザーはファイルオンデマンドを使うと、デバイスを問わず、OneDriveのクラウド環境に保存したファイルを簡単に利用できるようになる。
マイ連絡先
連絡先管理ツール「People」の「マイ連絡先」機能を使用すると、エンドユーザーは最大3人の連絡先をタスクバーにピン留めできる。その相手とのメールやMicrosoftのビデオチャットサービス「Skype」でのコミュニケーションなどが容易になる。
エンドユーザーは、ピン留めした連絡先にファイルをドラッグするだけで、その相手とドキュメントを共有できる。過去のやりとりの内容をスクロールして確認することも可能だ。
Windows Mixed Reality
Windows 10 Fall Creators Updateの機能の中でも、Microsoftが特に大きく宣伝しているのが「Windows Mixed Reality」だ。これは仮想現実(VR)と拡張現実(AR)の両方をカバーするテクノロジーのセットである。
本稿執筆時点ではAcer、Dell、Samsung Electronicsなどのベンダーが、Windows Mixed Reality向けのヘッドマウントディスプレイ(HMD)型VRデバイスを提供している。MicrosoftがWindows 10アプリケーションとして提供する3Dビュワー「Mixed Realityビューアー」は、コンピュータが生成した3Dモデルを現実世界に重ね合わせることで、ARを実現する。
Windows Mixed Realityの業務利用の方法を探ることは、企業に非常に大きな可能性をもたらす。例えばプロジェクトでのコラボレーション、従業員のトレーニング、顧客へのアイデアの提案などが考えられる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
SNS認証や多要素認証も数分で実装、IDaaS基盤でデジタルビジネスはどう変わる? -
製品レビュー
「電子帳簿保存法対応」実践術:タイムスタンプ付与などの要件の手軽な実現方法 -
事例
「大企業のデジタル化」成功事例集【コクヨ、九州電力、ヨネックスなど21社】 -
製品資料
“顧客管理の課題”を簡単に解決する方法とは? -
製品資料
契約管理の“あるある課題”をノーコード開発で解決するためのポイント
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
Microsoft製品でここまで自動化できる 情シスがやめられる手作業10選
-
2
「Linuxサーバの長期運用とRed Hat Enterprise Linux」に関するアンケート
-
3
「技術屋」で終わらないために 情シスが今取るべき認定資格5選
-
4
100億円の「Linux更新」を回避 みずほ銀行が選んだ“おきて破り”のRHEL延命策
-
5
「即戦力」は幻想? 中途の3割が消えるAI時代のエンジニア生存戦略
-
6
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
-
7
Oracle巨大ITプロジェクトはなぜつまずいたのか 8年で導入1割、追加で170億ドル
-
8
PCリプレース時には注意 不完全なデータ消去が情報漏えいのリスクに
-
9
ISMSの“コンサル丸投げ”が招く数千万円の無駄 NTTドコモビジネスの脱出劇
-
10
継続利用は4割どまり M365 Copilotが「効く業務」と期待外れの境界
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AIエージェントで多様な日常業務を効率化するための入門ガイド
-
2
AIが「わざわざ使うツール」になっていない? 業務で自然に使う導線にする秘訣
-
3
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
4
5回聞くだけじゃ足りない? トヨタ式「なぜなぜ分析」の正しい実践方法
-
5
「脱Excel」か「Excel快適化」か? 現場にやさしい業務改善の進め方
-
6
インシデント対応工数を約3割削減、東京ガスの事例に学ぶ監視体制刷新のコツ
-
7
「結局、一部の人しか使わない」 AI活用が業務に定着しない根本的な理由
-
8
AIエージェントで成果は出る? 調査結果に見る費用対効果の実態
-
9
PostgreSQLの「機能」「性能」「運用」「拡張性」に関する悩みの解消法
-
10
ゼロトラストにおける「IDaaSの課題」と補完すべき重要機能とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー