Office 365やGoogle G Suiteからの移行を狙う
脱Officeは可能? 無料版もあるZohoのオフィススイートが機能強化
Zohoが提供するオフィススイート「Zoho Office Suite」が最新アップデートを実施した。アプリケーション間の連携に重点を置いたという今回のバージョンの新機能を、具体的に説明する。
Zohoは業務用Webアプリケーション群「Zoho Office Suite」の最新バージョンで、ユーザーのOffice 365やGoogle G Suiteからの移行を狙う。同社は、同バージョンにはAIアシスタントなどの連携機能を搭載し「多様なエンド・トゥ・エンドのビジネスニーズに対応するコラボレーション」機能の提供を目指す。
「Zoho Office Suiteは、この種の業務用ツールの中では最も他システムと連携しやすい製品として開発した」。同社のチーフエバンジェリスト、ラジュ・ベゲスナ氏はそう語る。Zohoでもさまざまな事業部門間でコミュニケーションを取りやすくするために、Office Suiteをコミュニケーションやコラボレーションツールと連携させている。
「Zoho Notebook」「Zoho Sheet」など各サービスの機能も強化
Office SuiteのAIアシスタント「Zia」は、「Zoho Writer」と連携することで文法の間違いを指摘して、文章の全体的な読みやすさを評価する。「Zoho Sheet」では、データに関係のある情報を提案する。
新しいメモ帳アプリの「Zoho Notebook」では、Zohoの会話型AI「Zia Voice」が利用可能だ。Zia Voiceは音声コマンドで起動でき、Webサイトから大切な情報やビジュアルを取得して整理することによって、ユーザーによる「スマートカード」の作成を支援する。
Zohoによると、同社のアプリケーションソフトウェアでは、一連の「市場初の独占機能」を売りにしている。表計算アプリケーションの「Zoho Sheet」には不一致を解消するデータクリーニングツールを搭載した。プレゼンテーション用アプリケーションの「Zoho Show」を利用することで、ユーザーはAppleやAndroidデバイス経由でもプレゼンテーションできる。
「職場の未来は、セキュアで文脈的かつインテリジェントな業務用アプリケーションを採用するかどうかで決まる。このようなアプリケーション同士はワークフローを横断して完全に統合され、コラボレーション、生産性、業務を支える」と、コンサルティング会社InFlow Analysis社長のデービッド・スミス氏は指摘する。「その中心にあるのは、多くの企業が持つ、職場の中の分断や孤立状態をなくすという目標だ」
スミス氏によると、Zohoの新しいOffice Suiteは、その目標に最も近い。
Zoho Office Suiteは現在、シングルユーザー向けは無料で利用できる。中堅中小企業向けのスタンダードプランはユーザー当たり月額500円(税別、日本での提供価格。以下同じ)、大企業向けのプレミアムプランは同960円となっている。
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