文書作成やスプレッドシートは当たり前
「脱Microsoft Office」をG SuiteやiWorkで実現可能? 代替6製品を比較する(1/2 ページ)
企業の大半がMicrosoft Officeを使っていることは周知の事実といえるが「これしかない」と思い込んでしまっている可能性もある。さまざまな代替製品を比較し、自社に最適なオフィス製品を導入しよう。
企業向けオフィススイートといえば「Microsoft Office」が最もよく使われており、その次がクラウド版の「Microsoft Office 365」(以下、Office 365)だ。
Microsoft OfficeもOffice 365も「Windows 10」との連携に優れており、電子メールクライアント「Microsoft Outlook」は企業のコミュニケーションとスケジュール管理に広く使われている。これに匹敵する他のオフィススイートを探すのは簡単ではない。
Microsoft Office以外の製品に切り替えるとしたら、IT担当者はサポートや互換性のことも事前に考えなければならない。信頼性のあるMicrosoftからのサポートを手放し、別のベンダーやサードパーティーからサポートを受けることになるからだ。ファイルタイプが異なれば互換性の問題が発生する可能性もある。
一方で、Microsoft Officeのライセンス費用がかさんだり、従業員が別の製品を望んだりすることが代替製品を検討する要因になる。
本稿ではMicrosoft Officeの代替となり得る以下の製品について紹介する。
- LibreOffice
- G Suite Enterprise
- Zoho Office Suite
- iWork
- Dropbox Paper
- WPS Office
LibreOffice
オープンソースソフトウェアを開発する非営利団体The Document Foundationの「LibreOffice」は企業で選ばれているMicrosoft Office代替製品の一つだ。
Windows 10との連携には欠けるが、無料で利用でき、ファイル互換性と機能のカスタマイズ性に優れている。文書作成、スライド、グラフィックス編集などのアプリケーションがあり、スプレッドシートの「Gnumeric」やswx形式の文書ファイルなどMicrosoft Officeが対応していないファイル形式も含めた幅広い種類のファイルを表示、編集できる。
追加の言語やテンプレート、高度な計算機能などの拡張機能をダウンロードして、各アプリケーションをカスタマイズすることも可能だ。
LibreOffice自体は無料で使えるが、主要なサポートは有料だ。LibreOfficeに詳しい担当者が社内にいなければ、有料サポートの利用を検討する方がいい。
LibreOfficeスイートの難点は、電子メールクライアントがないことだ。Microsoft Office以外のアプリケーションを導入するなら同じ開発元でそろえる方が容易だが、この場合は別の開発元の電子メールクライアントを探さなければならない。
G Suite Enterprise
Googleの「G Suite Enterprise」はSaaS(Software as a Service)のため、Office 365の代替に適している。
複数のエディションがあり、最小構成の「G Suite Basic」の料金は1ユーザー当たり年額50ドルだ。「Googleスプレッドシート」など標準的なGoogleアプリケーションの他、ベンダーサポートと、組織に割り当てる電子メールドメイン名が含まれる。
拡張版の「G Suite Business」は年額120ドルで、容量無制限のストレージ、IT担当者向けの管理機能、共同作業用のクラウドストレージドライブが含まれる。最上位版の「G Suite Enterprise」は年額300ドルで、メールのスキャンやアーカイブなどの管理機能と、メール暗号化などのセキュリティ機能を備えている。
G Suite Enterpriseを利用すると、メインストリームサポートを受けることができる他、「Googleカレンダー」「Googleドキュメント」「Googleハングアウト」などの強化版を利用できる。これらのプログラムは「Gmail」クライアントと連携しており、プロジェクトやドキュメントに対する共同作業をしたり「Googleドライブ」のクラウドストレージでファイルを共有したりできる。
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