文書作成やスプレッドシートは当たり前
「脱Microsoft Office」をG SuiteやiWorkで実現可能? 代替6製品を比較する(2/2 ページ)
Zoho Office Suite
「Zoho Office Suite」は、他のMicrosoft Office代替製品と同様の標準的な機能に加え、他にはないユニークな機能も備えている。
文書作成やスプレッドシート、プレゼンテーションのアプリケーションの他、電子メールクライアントもある。それぞれMicrosoft Officeとファイル互換性があり、doc、docx、htmlなどの拡張子に対応する。
Zoho Office Suiteを提供するZohoには、企業の販売部門向け顧客関係管理ツール「Zoho CRM」もあり、顧客とのコミュニケーションや見込み客の追跡、未払い勘定の管理などができる。Zoho CRMのAI(人工知能)営業アシスタント「Zia」は、CRMツールのデータベースの検索や計算の実行などを支援する。
「Zoho Creator」もユニークな機能で、カスタムアプリケーションを作成してデータの収集や保存、管理ができる。技術のあるIT担当者なら、データを自由に並べ替え、フィールドやレポート、自動化アクションをカスタマイズできる。これを使って社内のニーズに合わせたデータベースワークフローを柔軟に作成できるだろう。
最終的なライセンス費用は使用するアプリケーションによって変わる。1つのアプリケーションの利用料は月額数ドルからあり、それらをどのように組み合わせるかによって、ユーザー1人当たりの月額利用料は10ドル未満にもなれば、30ドル以上にもなる。
iWork
Appleのオフィススイート「iWork」は、「macOS」端末を使用する企業に最適なMicrosoft Office代替製品だ。
iWorkはmacOS専用なので他のOSでは使用できない。Apple製端末に無料で提供されるネイティブアプリを使って、文書とスプレッドシート、プレゼンテーションの作成と編集ができる。「iCloud」ストレージを使ってこれらのアプリケーションの共同作業もできる。
iWorkはAppleの「iOS」対応モバイル端末からも利用可能だ。社内の全ての業務用モバイル端末をApple製品でそろえている企業なら、iWorkの各アプリのモバイル版でファイルの表示や編集ができる。
macOS用ネイティブ電子メールクライアント「Apple Mail」は厳密にはiWorkに含まれない。それでもやはりネイティブアプリケーションなので、iWorkと連携する機能があり、Apple Mailを使用してプロジェクトやタスクを共有できる。
その他のMicrosoft Office代替製品
Microsoft Office代替製品の候補としては他に「Dropbox Paper」と「WPS Office」もある。
「Dropbox Business」はオフィススイートというよりファイル共有基盤だが、文書作成アプリケーションさえあればいいという企業は、これに含まれる「Dropbox Paper」が有用だ。Dropbox独自の文書フォーマットにより、複数のユーザーが同じファイルに対して共同で作業し、変更を追跡できる。Dropbox Businessから離れずに、その中だけでファイルのやりとりができるため、社内ファイルへのアクセスを試みる攻撃から保護すべき範囲を限定できる。ただし、インターネットアクセスが前提となる。
「WPS Office」(旧KINGSOFT Office)は、Microsoft Officeの代替として必要最低限の機能のみを提供し、無料で利用できる。無料版では初回起動時に広告が表示されるが、それ以降は広告を非表示にすることができる。ファイルを「WPS Cloud」にアップロードすれば、複数のデバイスから作業できるようになる。
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