プロセッサの勢力図再検討【後編】

EPYCで復活したAMD、魅力を増すIBMのPOWER

Intelよりも低コストを実現したEPYC。魅力的なアーキテクチャで存在感を示すPOWER。AMDとIBMの動向とともに、CPUを取り巻く市場の変化を解説する。

 前編( Computer Weekly日本語版 2月19日号 掲載)では、IntelとArmの概要を紹介した。

 後編では、AMDとIBMの概要とCPUメーカーが影響を受けるサーバを巡る市場の変化を解説する。

AMDはEPYCで再起

 AMDは「EPYC」で再起を図っている。2019年8月にリリースされた第2世代EPYC(コードネーム:Rome)は、1ソケット当たり最大64基のCPUコアと8つのメモリチャネルを備える。浮動小数点演算ユニットの拡張、分岐予測器の強化、命令プリフェッチの改善など、コア自体も強化されている。こうした強化全てによって第1世代EPYCよりも1クロック当たりの命令数が29%向上するとされている。

 今後に目を向けると、AMDは2020年に第3世代EPYC(コードネーム:Milan)をリリースし、CPUコアのさらなる調整を予定している。2021年には第4世代EPYC(コードネーム:Genoa)をリリースする予定だ。Genoaについて現時点ではほとんど知られていないが、5ナノメートルプロセスで製造され、DDR5をサポートする可能性がある。

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