「脱クラウド」が意味するもの【第3回】

「脱クラウド」したくなるセキュリティ問題 クラウドが狙われる理由とは?

クラウドサービスの利用で企業が懸念するポイントの一つがセキュリティだ。これがクラウドサービスからオンプレミスのインフラに回帰する「脱クラウド」の主要な要因にもなっている。

 クラウドサービスからオンプレミスのインフラに移行する「脱クラウド」(「オンプレミス回帰」とも)の動きは決して小さくない。調査会社IHS Markitが、米国に拠点を置く350社に対して調査した結果によれば、約74%の企業が一度クラウドサービスに移行させたシステムをオンプレミスのインフラに戻した経験があると回答している。これは米国を中心とした調査だが、国内でも同様の動きはある。

 オブジェクトストレージベンダーCloudianの日本法人クラウディアンのヒアリングによれば、同社製品を導入した国内企業のうち「3~4割ほどはパブリッククラウドからの回帰組」だという。Cloudianは、Amazon Web Services(AWS)のクラウドストレージ「Amazon S3」のAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)互換性を持つオブジェクトストレージ製品を開発・販売する。

 脱クラウドが起こる理由として、クラウドサービスのコストや運用管理の問題があることは、第2回の「『脱クラウド』はなぜ起きる? “コスト”や“運用管理”における企業の悩み」で紹介した。クラウディアンの代表取締役を務めるブライアン・バーンズ氏が、脱クラウドを引き起こすもう一つの要因として指摘するのが「セキュリティ」だ。

脱クラウドをしたくなる「セキュリティ」面の理由

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「脱クラウド」が意味するもの

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