2020年05月28日 05時00分 公開
特集/連載

“脱クラウド”に踏み切ったHR企業 原因は中途半端な「リフト&シフト」クラウド移行でありがちな「失敗」とその防止策【後編】

アプリケーションをクラウドサービスに移行してもメリットが得られず、“脱クラウド”“オンプレミス回帰”に踏み切る企業と、クラウドサービスへの移行に成功する企業は何が違うのか。2社の事例を基に探る。

[Mary K. Pratt,TechTarget]

 クラウドサービスの企業利用が広がる一方、クラウドサービスに移行したアプリケーションを再びオンプレミスのITインフラに戻す“脱クラウド”に踏み切る企業も存在する。「なぜ企業は“脱クラウド”“オンプレミス回帰”に踏み切るのか」に引き続き、事例を基に企業が脱クラウドを決断する理由と、クラウド移行に成功するための方法を考える。

 HR(人事)関連ソフトウェアベンダーSilkRoad Technologyでシニアバイスプレジデントと最高情報責任者(CIO)を兼務するアシフ・マリク氏も、以前勤めていた職場でデータ分析アプリケーションをMicrosoftのクラウドサービス「Microsoft Azure」から自社データセンターに戻した経験がある。通信の遅延と、コストの増加が脱クラウドの主な理由だ。マリク氏はこのことから、クラウドサービスに関する洞察を得た。簡単に言えば「クラウドサービスは全てのアプリケーションに適しているわけではない」ということだ。

 問題はアプリケーションをそのままの状態でクラウドサービスに移行し、その後クラウドサービスに適した形にアプリケーションを作り替える「リフト&シフト」方式を採用したことに端を発していたとマリク氏は考察する。

リフト&シフトの“詰めの甘さ”が招いた想定外

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