なぜ企業は“脱クラウド”“オンプレミス回帰”に踏み切るのかクラウド移行でありがちな「失敗」とその防止策【前編】

オンプレミスのインフラからクラウドサービスに移行したアプリケーションを、再びオンプレミスに戻す“脱クラウド”は、なぜ起こるのか。事例と調査結果を基に説明する。

2020年05月12日 05時00分 公開
[Mary K. PrattTechTarget]

 企業のアプリケーション開発と運用にクラウドサービスを使用する動きは、依然として広がっている。ITインフラのコストを下げ、スケールアップとスケールダウンを容易にするために、自社で所有・運用するオンプレミスのインフラからクラウドサービスにアプリケーションを移行したり、複数種類のクラウドを組み合わせるマルチクラウド戦略を推し進めたりする企業は少なくない。

「クラウドでコスト削減」の希望は絶望へ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

新着ホワイトペーパー

製品資料 発注ナビ株式会社

商談を効率的に獲得、企業とベンダーの課題を解決するマッチングサービスの実力

クラウド利用が拡大しSaaSサービスの導入が進む中で、製品の多様化がベンダー側と企業側にさまざまな課題を生み出している。双方の課題を解決する方法として注目したいのが、商談を効率的に獲得できるマッチングサービスだ。

事例 ファインディ株式会社

アジャイル開発で直面する課題を解消、3社に学ぶ“開発生産性の可視化”実践術

アジャイル開発に取り組む企業は増加しているが、思うような成果を挙げられていないと悩む担当者も少なくない。そこで、セゾンテクノロジーをはじめとした3社の取り組みを基に、実践の方法と成功のポイントを解説する。

製品レビュー AZPower株式会社

クラウドの専門家が提唱する、クラウド移行で真のビジネス価値を引き出す方法

「2025年の崖」「2026年問題」がいよいよ間近に迫り、多くの組織が既存のITインフラのクラウド移行に活路を見いだそうとしている。しかし、クラウドの専門家は、移行そのものが目的となってしまっている現状に対して警鐘を鳴らしている。

製品レビュー AZPower株式会社

SaaSのデータサイロを解消し、データのビジネス価値を最大化するには

初期負担を抑えながら、迅速な展開が可能なSaaSの利用は増加傾向にあるが、それに伴いクラウド環境でのデータの分散、サイロ化も進んでいる。この状況から脱却しなければ、データがもたらす価値を最大化することはできない。

製品資料 レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ合同会社

見直しを求められるオンプレ仮想化基盤、改めて注目を浴びるソリューションとは

多くの組織で仮想化環境のハイブリッドクラウド化が進んでいるものの、オンプレミスとクラウドの二重管理が負担になりがちだ。市場変化やコストの変動に伴いオンプレミスの仮想化基盤を見直しする機会に改めて検討したい選択肢を紹介する。

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news040.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

news253.jpg

「AIエージェント」はデジタルマーケティングをどう高度化するのか
電通デジタルはAIを活用したマーケティングソリューションブランド「∞AI」の大型アップ...

news163.jpg

「政府」「メディア」への信頼度は日本が最低 どうしてこうなった?
「信頼」に関する年次消費者意識調査の結果から、日本においても社会的な不満・憤りが大...