PCを廃棄する際、安全かつ確実にデータを消去することは、企業のコンプライアンス順守において重要だ。そのために役立つデータ消去ソフトウェアやツールを4つ紹介する。
PCのリプレースや廃棄の際、安全かつ確実に機密情報を消去できるデータ消去ソフトウェアやツールにはどのようなものがあるのか。本稿は確実なデータ消去と消去証明書を発行できるソフトウェアやツールを4つ紹介する。
Dell Technologiesの「Dell Data Wipe」は、同社の企業向けPC群「Dell Enterprise Client」が搭載するBIOSの機能だ。BIOSの操作画面から呼び出すことができ、以下の消去方式を用いてデータを消去する。
注意すべき点として、Dell Data Wipeは手動で起動する必要がある。特定のストレージを選択して消去することはできず、ストレージの全データが消去対象になることにも気を付けなければならない。
Donemax Softwareの「Donemax Data Eraser Enterprise Version」は、企業向けのデータ消去ツールだ。ディスクだけではなく、個別のファイルやパーティション(領域)、外付けHDDのデータ消去が可能だ。不要なソフトウェアのアンインストール、「Cookie」(Webブラウザに記録されるWebサイト閲覧履歴情報)の削除、検索履歴の消去機能も搭載している。
Extreme Protocol Solutionsの「Enterprise Data Erasure」は、以下3種類の方法で利用可能だ。
消去ステーションは約35種類の消去方式(国際規格に準拠)と検証方式を用いることが可能で、以下の機能を搭載している。
Microsoftは、同社のシステム管理ツール群「Sysinternals」の一つとして、無料のデータ消去ソフト「SDelete」を用意している。
SDeleteは、米国防総省(DoD)が定めるデータ消去規格に沿った消去技術を採用している。ただし、SDeleteはコマンドライン用のツールであり、GUI(グラフィカルユーザーインタフェース)を備えていない点には注意が必要だ。
TechTarget.AI編集部は生成AIなどのサービスを利用し、米国Informa TechTargetの記事を翻訳して国内向けにお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...